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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆新潟県中越沖地震被災地へ慰労コンサートで訪れた友人、音楽の力

2007年08月02日 | 音楽(一般)
新潟中越沖地震の被害は、
非常に大きなものとうかがっております・・・
なんと申し上げたらよいか・・・言葉が出ません、
中途半端な言葉が出せません・・・だから出ません・・・

この頃、被災地へ慰労コンサートとして出向く機会ある
友人の話を聞きました。その友人は自衛隊の音楽隊に所属し、
被災地を回り、各地で人々のために音楽を通しても活動を
しているというのです。


以前、あるスピーチの場で自分が
ひとつの話をしたことがありました。
それは自分がドイツにいた頃、70歳の友人の
ギュンターGuenterから聞いた話なのですが、
―――――――――――――――――――――――
ナチNazisが台頭していたあの頃、
政府は、人間が生きてゆくには
「衣食住Kleidung Nahrung Wohnungの
みっつが揃っていれば、それでよい」
という考えがあったという、
しかしそれは大きな間違いであった、
我々人間には「心、精神」というものがある。
この心、精神にも、栄養補給が必要であり、
それが音楽であり、芸術と呼ばれるものたちの
重要な役目なのだ
―――――――――――――――――――――――
というような話でした。


友人はこれを話した場に居合わせていて、
この話を被災地でのコンサートにおいて
思い出したと知らせてくれました・・・
まだ避難所で生活し、不自由な生活に疲弊しながらも
涙を流しながら音楽を聴く人々を目の当たりにした友人・・・

自分は、それを目の当たりにしていません・・・
友人は、それを目の当たりにして、その話を思い起こし、
生活の逼迫(ひっぱく)している人々の間に
音楽がもたらす力・その存在意義を
直に体験している友人の言葉から
心揺るがされるものがあります・・・


もしも機会があるのなら、
自分も音楽を通して人々の力になりたい・・・
そう思っています。

もしも、もしもこのBlogを通じて音楽を必要とする方が
いらっしゃるのなら、出かけていきたく思いますので、
どうぞご連絡下さい。今の自分は、ベートーヴェンBeethoven
ショパンChopinやラヴェルRavelの音楽を弾くことができます。
心に染み入る素晴らしい音楽を残してくれた天才達の作品です。

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