・・・実際に舞台に立つことのない音楽関係者(事務所や録音)が、演奏に対して「とりあえずミスなく」という意見を述べることに・・・強い強い!とてつもなく強い嫌悪感を感じ始めました!こんな意見は、本当に芸術の敵です!こんな意見に音楽を・芸術を汚されてたまるものか!!
ミスは、もちろんしたくない(敢えてしたいなどと普通に思う人はいないでしょう)。しかし・・・ミスの有無以上に、音楽として、もっともっと、もっと大事なことがいくつもあるはず!それを勉強しているのが音楽家。「ミス無し」を基準とする考えは、とても低俗と言い捨てたい
人生を通して音楽をたのしみたいと思っている皆さま、どうか!必要以上にミスを怖れないで! 音楽には、ミスを無くすこと以上に、もっともっと魅力的で遣り甲斐のある勉強があるのです!ミスの有無という焦点だけに拘らず、せっかくの人生、もっと広い視野で音楽をたのしみましょうよ!
その逆に!?真実に則したことを懸命に語った後も、震えることがありました・・・善と悪は背中合わせ!?やっぱり色即是空空即是色か
酷い毒を吐いた後に、ちょっと音楽の話を。クールダウン。今、自分にとって新しいソナタを試聴していたら、ソナタ形式の楽曲は、その基本的な構造があるゆえに、初めて聴く人にも解りやすい「調性感」を有しているように思えました。逆にフーガでは解り難い!?
フーガの調性感は・・・最近勉強してみたら、小節毎に転調し、調性が変わってゆくことがあるのを目の当たりにしながら、「これは難しいな・・・」と思っているところでした。これに対しソナタ形式は、とても解り易くよく出来た構造のように思えたのです。大きな魅力とともに!
今はクラシック音楽「調性」道場を開催しています。いつか「ソナタ形式道場」も開きたいと、ずっと以前から考えています。どうしたら実現できるやら・・・
「ミスが無いこと」を必須条件とする音楽の背景には、現代の商業主義に則した価値観があるように思われます。傷のあるものは商品にならないという・・・。あなたは商業主義に則した音楽をしたいですか?それとも、芸術に則した音楽をしたいですか?選択は、自由です
私はもちろん!芸術としての音楽を一生懸けてやってゆこうと覚悟しています。正確に言うなら「覚悟し始めました」でしょうか。ここに呟きながら!(お金持ちに成るには程遠い(笑)(自爆)) 芸術としての音楽、これを望む方々との、出会い・交流を私は切望いたします