音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆曲目解説 ―J.S.バッハ《フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035》

2007年10月29日 | 音楽(一般)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家バッハは、
神に対する深い敬虔な信仰心と、
ひたむきな音楽美への探求により、
教会音楽を中心に実に1000曲を超える名作を生み出しました。

そんなバッハは
その人生の半分を教会に携わる音楽活動に費やしましたが、
その中でワイマール、ケーテンで過ごした14年間は、
宮廷音楽家としての仕事に携わりました。
特にケーテンでは、
音楽に造詣の深い領主、そして
幸せな家庭に恵まれた中で多数の優れた管弦楽による
室内楽作品を生み出しましたが、しかし
その幸せは長くは続かず、
最愛の妻マリア・バルバラは亡くなってしまいます。

この《フルート・ソナタ》は、
そんなケーテンでのバッハの宮廷楽長時代に
書かれたといわれています。

緩―急―緩―急の4楽章構成、
教会ソナタの形をとっています。

メロディーを受け持つ楽器はあくまで独奏であり、
その名人芸的エレガンスさを兼ねそろえたメロディーを、
シンプルな和声伴奏(ゲネラルバス)が引き立たせる書法で
書かれています。
(文:葛西賀子)



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