明日のクラシック音楽道場では、テーマを「F-Durへ長調、f-mollへ短調」として、主にベートーヴェン作曲《ピアノソナタ23番「熱情」》を取り上げたいと思っています。予習をしながら、インターネットで古い《熱情》の楽譜を見ていたら・・・すごい発見がありました!
ベートーヴェン《熱情》には、実はI楽章において、あまり知られていない音符の問題があることを師匠K.シルデ先生から教わっていたのですが、その証拠がインターネット楽譜imslpにて入手できたのです!100年以上の時を経て、名曲《熱情》の音符が一部変わる!?かもしれません!明日は
ベートーヴェン《熱情》の1862年と記された古い楽譜(B&H)を見ると、I楽章のコーダには、我々の聴き馴染みのない音符があります。しかしその後20世紀以降の版は、今と同じ形をしているよう・・・なぜこれだけ? 初稿譜から誤解が生じたと師は指摘していました。明日はその様を発表します
150年の時を経て、ベートーヴェンの超有名曲《熱情》の音符の解釈が変わるかもしれない!? その証拠となる資料がパソコンの目の前にあることに、興奮を覚えています! インターネット楽譜imslp、時代の恩恵を感じます。
なんとimslpは・・・ベートーヴェン《熱情》の自筆譜まで閲覧できるようになっている・・・ 自筆譜なんて、図書館へ行くか、もしくは数万円を払ってハードカバーの仰々しいものを買うしかないと思っていたのに!インターネットは無料!本当にすごい!パソコンの目の前にベートーヴェンが!
今日は、インターネット上で発見できたベートーヴェン《ピアノソナタ「熱情」》の自筆譜をタブレット端末に映し、それを見ながら演奏してみました。そうしていると、雨に濡れたシミのあるこの楽譜で初見で見事に演奏した某婦人と、それに喜んだ作曲者の事が胸を過りました・・・200年前の事です