音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

7月8日(火)のつぶやき

2014年07月09日 | ◆一言◆

明日のクラシック音楽道場では、テーマを「F-Durへ長調、f-mollへ短調」として、主にベートーヴェン作曲《ピアノソナタ23番「熱情」》を取り上げたいと思っています。予習をしながら、インターネットで古い《熱情》の楽譜を見ていたら・・・すごい発見がありました!


ベートーヴェン《熱情》には、実はI楽章において、あまり知られていない音符の問題があることを師匠K.シルデ先生から教わっていたのですが、その証拠がインターネット楽譜imslpにて入手できたのです!100年以上の時を経て、名曲《熱情》の音符が一部変わる!?かもしれません!明日は


ベートーヴェン《熱情》の1862年と記された古い楽譜(B&H)を見ると、I楽章のコーダには、我々の聴き馴染みのない音符があります。しかしその後20世紀以降の版は、今と同じ形をしているよう・・・なぜこれだけ? 初稿譜から誤解が生じたと師は指摘していました。明日はその様を発表します


150年の時を経て、ベートーヴェンの超有名曲《熱情》の音符の解釈が変わるかもしれない!? その証拠となる資料がパソコンの目の前にあることに、興奮を覚えています! インターネット楽譜imslp、時代の恩恵を感じます。


なんとimslpは・・・ベートーヴェン《熱情》の自筆譜まで閲覧できるようになっている・・・ 自筆譜なんて、図書館へ行くか、もしくは数万円を払ってハードカバーの仰々しいものを買うしかないと思っていたのに!インターネットは無料!本当にすごい!パソコンの目の前にベートーヴェンが!


今日は、インターネット上で発見できたベートーヴェン《ピアノソナタ「熱情」》の自筆譜をタブレット端末に映し、それを見ながら演奏してみました。そうしていると、雨に濡れたシミのあるこの楽譜で初見で見事に演奏した某婦人と、それに喜んだ作曲者の事が胸を過りました・・・200年前の事です


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヨーロッパから帰ってきまし... | トップ | 7月9日(水)のつぶやき »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。