クラシック音楽教育・業界においては、
演奏の「均一性」を強く求められる傾向が強くあります。
不必要なルバートやアクセントなどが多すぎると、
演奏が不愉快に感じられてしまうことだってあります。
そうした演奏をしてしまわないように、
プロの音楽家を目指す教育では、
楽器を自由自在に扱えるよう訓練し、
その過程で「全ての音を均一に演奏」できることを
教わったりするものです。
これは大事なことです。
しかし、
今日のクラシック音楽にとっては、
これは下手をすると危険な要素と成り得ると
ふと、強く思いました。
「音の均一性」は、
演奏者として、楽器の音を自在に扱えるようになるための
「手段」として
とても有用で貴重な技術といえると思います。
いや、「であるべき」と
勇気を持って言ってみましょう!
「音の均一性」は、あくまでも
「手段であるべき」と。
音楽をする我々の目的とするところは、
「音楽」のはずです。
そんなことは当たり前!・・・と思われるかもしれませんが、
この「当たり前」と思われるところ、
ともすると「音の均一性」が音楽教育の過程において「目的化」されてしまうほど強いられることで
「目的であるはずが音楽」であることが「当たり前」でなくなってしまったとしたら、
これは非常に危険な状況なのではないでしょうか・・・
自分を含めた今日クラシック音楽に携わる人々にとって、
今一度、
音楽そのものの持つ「自然な不均一性」に目を向け、興味を持ち、
(自然が不均一なのは、窓の外に見える草花・樹木一本見れば、一目瞭然ですよね!いや、もっと身近に、すぐそこ手前にあるあなたの「手」を見れば、細やかな皺、その間から生えている細い毛、それぞれの細胞など、均一に見えるかもしれないけれど、完全に均一なものはひとつとして存在していないはずです)
この奇跡のような「不均一性」の素晴らしさを
クラシック音楽の演奏に際しても大切に
興味深いものとなるよう努力することは、
デジタル化の進む21世紀の今日において、
アナログの生演奏を主体とし、そこに多分の価値あるクラシック音楽のジャンルを
有意義なものとしていくための
重要な指針のように思えるのです。
あと数時間で2010年!
21世紀が始まって、指折り「10年」を数えるのですね!
ゆえに、21世紀の「十分の一」を迎えることとなるのでしょうか。
今年一年、こちらのブログを御覧下さった皆様方に厚く御礼申し上げます。
来年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう願い、
そして来年からもまた、よろしくお願いします!
♪
演奏の「均一性」を強く求められる傾向が強くあります。
不必要なルバートやアクセントなどが多すぎると、
演奏が不愉快に感じられてしまうことだってあります。
そうした演奏をしてしまわないように、
プロの音楽家を目指す教育では、
楽器を自由自在に扱えるよう訓練し、
その過程で「全ての音を均一に演奏」できることを
教わったりするものです。
これは大事なことです。
しかし、
今日のクラシック音楽にとっては、
これは下手をすると危険な要素と成り得ると
ふと、強く思いました。
「音の均一性」は、
演奏者として、楽器の音を自在に扱えるようになるための
「手段」として
とても有用で貴重な技術といえると思います。
いや、「であるべき」と
勇気を持って言ってみましょう!
「音の均一性」は、あくまでも
「手段であるべき」と。
音楽をする我々の目的とするところは、
「音楽」のはずです。
そんなことは当たり前!・・・と思われるかもしれませんが、
この「当たり前」と思われるところ、
ともすると「音の均一性」が音楽教育の過程において「目的化」されてしまうほど強いられることで
「目的であるはずが音楽」であることが「当たり前」でなくなってしまったとしたら、
これは非常に危険な状況なのではないでしょうか・・・
自分を含めた今日クラシック音楽に携わる人々にとって、
今一度、
音楽そのものの持つ「自然な不均一性」に目を向け、興味を持ち、
(自然が不均一なのは、窓の外に見える草花・樹木一本見れば、一目瞭然ですよね!いや、もっと身近に、すぐそこ手前にあるあなたの「手」を見れば、細やかな皺、その間から生えている細い毛、それぞれの細胞など、均一に見えるかもしれないけれど、完全に均一なものはひとつとして存在していないはずです)
この奇跡のような「不均一性」の素晴らしさを
クラシック音楽の演奏に際しても大切に
興味深いものとなるよう努力することは、
デジタル化の進む21世紀の今日において、
アナログの生演奏を主体とし、そこに多分の価値あるクラシック音楽のジャンルを
有意義なものとしていくための
重要な指針のように思えるのです。
あと数時間で2010年!
21世紀が始まって、指折り「10年」を数えるのですね!
ゆえに、21世紀の「十分の一」を迎えることとなるのでしょうか。
今年一年、こちらのブログを御覧下さった皆様方に厚く御礼申し上げます。
来年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう願い、
そして来年からもまた、よろしくお願いします!
♪