吉田秀和著 『現代の演奏』新潮社より抜粋
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演奏はなんのためにあるか。
音楽作品を、
再現するためにあるのではない。
どこからかやってきて、どこかに消えてゆく、
私たちの生の持続のなかに、ある密度の高い時間が刻みこまれる。
演奏は、
そういう種類の時間を作りだす。
その時間は、
そのとききいた音楽の姿のひとつひとつが、
思い出せないくらい遠い日のできごとになっても、
ある消しがたい跡を私たちのなかに残す。
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演奏はなんのためにあるか。
音楽作品を、
再現するためにあるのではない。
どこからかやってきて、どこかに消えてゆく、
私たちの生の持続のなかに、ある密度の高い時間が刻みこまれる。
演奏は、
そういう種類の時間を作りだす。
その時間は、
そのとききいた音楽の姿のひとつひとつが、
思い出せないくらい遠い日のできごとになっても、
ある消しがたい跡を私たちのなかに残す。
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