音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆叔父が、一曲紹介してくれました

2007年09月27日 | その他
私事で大変恐縮ですが、
先ほど、叔父が亡くなったという報せを受けました。
少々自分も歳を重ねてきて、
身近な人が亡くなるということを
幾度か経験しましたが、いつになっても
・・・かなしいものです・・・

報せを聞き、
ベートーヴェンの最後のソナタ《op.111》のII楽章を弾きました。
誰のため?叔父さんのため?自分のため?分かりません。
ただ、この音楽が、去り行く人をあらわす、そんな音楽であることは
きっと確かで、この音楽に、何かをたずさえてもらいたかったのか、
言葉にはならない、何か心の深いところで、この音楽を
求めたのでした。

でも、ここで書きたいのは《op.111》のことではありません。
ただいま自分はコーラスにたずさわっており、
その曲の譜読みを今日もすすめたのでした。すると、


《砂山》


という一曲にめぐり合いました。


うみはあらうみ
むこうはさどよ
すずめなけなけ
もうひはくれた
みんなよべよべ
おほしさまでたぞ

くれりゃすなやま
しおなりばかり
すずめちりぢり
またかぜあれる
みんなちりぢり
もうだれもみえぬ

かれろかえろよ
ぐみはらわけて
すずめさよなら
さよならあした
うみよさよなら
さよならあした



なんということのない詩なのかもしれません。
しかし、
今日の僕には応えました・・・


荒海の向こう、
お星様、
雀散り散り、また風荒れる
帰ろう、帰ろう、
さよなら明日、さよなら、



皆さまには、なんだかしめっぽいところへ
お付き合いさせてしまい、申し訳ありません。

叔父、大村さんの冥福を祈ります。


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