音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆指揮の極意は「前もって」!?

2010年02月24日 | ◆一言◆
「指揮」について、ふと考えてみました。


演奏者に、音楽を指示するのが指揮者の役割。


その極意は、ちょっと「前もって」指示することなのかもしれません。


リアルタイムに、その拍で、その時に指示するのでは遅い。
だって、音はもう鳴っちゃうから。
だから、ちょっと前もって。


よい指揮者とよいオーケストラが音楽を奏でるとき、
指揮者の動きに対して、オーケストラが遅れて音が鳴っているような感じに
聴こえることがある、という話をよく聞きます。これはもしかすると、
「オーケストラが遅れて」ではなく、
「指揮者が前もって」音楽を指示しているが故の現象なのではないでしょうか。


このような「前もって」という指揮の極意、
これはしかし指揮者のみに限らず、
楽器を携える演奏家として(歌手ももちろん)、
個々それぞれがそのような意識を持っていてよいものとも思われるのです。

その感覚はもしかすると、演奏される会場中に行き渡って、
会場中の人々全員で「共感する音楽」となれるのかもしれません。


音楽を通じての人々の結びつき


これって、音楽の理想の姿ではないでしょうか!?
これって、素敵なことではありませんでしょうか!?













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