ピアノ演奏における「万有引力奏法」を考えるここ最近です。一人の人間の力なんてたかが知れている!? 地球の引力を利用しない手はない!?指はその力を支える重要な部分・・・ピアノ弾きは、一生かけてここ=指は鍛えてゆく。人生と地球という巨大な惑星との関わりが、まさかピアノ演奏において!?
楽器を学び立ちと思う人は、誰でも、その前に歌うことを学ばねばなりません。楽器なしで歌うことは、音楽能力の、真の、そして、深い影響力を持った学校であるのです。
フランス・イタリー派のやり方は、歌をとおして音楽に近づく。フランス人やイタリー人にとっては、いずれかの楽器をよくマスターするということは、その楽器で歌うということなのだから。
文化は、受け継ぐことができません。それぞれの世代が、あらためて新しく、文化を自分のものにしないならば、先祖の文化は、あっというまになくなってしまうことでしょう。私たちが努力し、場合によっては、苦しんで獲得したもの、それこそが本当に自分たちの文化と言えるのです。
こうしてこそ、絶対音感をも育てることができる。そして、人を音楽の愛好者、理解者にするものも、能動的に音楽することを覗いて他にはない。聴くだけでは不十分である。
もし、その出発が正しければ、まずさしあたっては、いちばん小さい子どもたちに、この正しい出発への私なりの援助を提供したいと考えた。というのも、ハンガリーの諺にあるとおり不慣れなことをするときは、だれも子どもなのだから。
C-dur で始めることは、いずれにしてもよくない。多くの子どもにとってC(1点ハ)はのどを疲れさせるし、そもそも、そこまで声が出ない子どももいるのだから。
“@Kodaly_bot: 一般によくない読み方の主要な要因として、リズム上の不器用さ、あいまいさがある。ここからしても、リズム、他の要素より一歩前へ先へと進んだものでありたい。”「1と2でとで3とで4でと」!?
読み方の練習曲は、生徒のふだんの能力よりは、ひと回りやさしいものを与えよう。途中でストップしたり、うたいなおしたり、間違えたりするような練習では、練習にならない。
音を拾って綴り合わせるのではなくて、初めから終わりまで、あたかも地図のように早く見通す。声を出してうたい始める前に、その譜を1つの全体として感じなければならない。そうすることによって、よりたしかな読譜に成功する。