今日はベートーヴェンにおいて面白そうな発見がありました。《ディアベリ変奏曲op.120》を勉強しながら、C-Durであるこの曲に、時々意味深なB(変ロ)の音が現れ、ふと、この音はBeethovenの頭文字を意味している!?ような気がしたのです。大事なBは、作曲者の自己主張!?と
「B」という音がベートーヴェンの頭文字であることを、作者自身が意識して使う・・・!?なぞということは、ちょっとした作曲における真面目な遊び心として、有り得ることと思われます。これはシューマンが好んで使った「スフィンクス」と呼ばれることがあるそうな手法です
音楽における「スフィンクス」とは、アルファベットを音に置き換え(ドイツ音名が多そう?)言葉を音列にすることです。有名なバッハならB(変ロ)A(イ)C(ハ)H(ロ)。シューマンの妻クララはC(ハ)A(イ)A(イ)と表現され、ハイドンは「シラレレソ」として曲が創られました
ベートーヴェンを、丸々音列にするのは無理がありそう?しかしせめて、頭文字である「B」を「変ロ」という音に託し、自身の存在を静かにアピールしている!?ような気が今日はしたのです。最大のピアノソナタ《ハンマークラヴィアop.106》がB-Durである理由はここに!?
ベートーヴェン《ディアベリ変奏曲op.120》の最後を先ほど勉強していたら、最後の左手の音階の中に「B変ロ」が3回、しかも「3」の指で奏されるような音列となっていて・・・3は西洋における神を意味する数字。するとこれは、ベートーヴェン自身による自らの神格化!?!?!?
「B」が3回、3の指で。神格化とは言わずも、Bが(すなわちベートーヴェンが)神の身元に昇ってゆく様とも・・・解釈できましょうか?《ディアベリ変奏曲》は、ベートーヴェンのピアノ独奏曲のジャンルにおける本当に最後の大規模な曲。最後・・・なのですから