そう言えば、何の対応もせずに地デジ化を迎えたのだが(この点では立派な地デジ難民)、相も変わらずテレビには普通に番組が流れている。というのも、当地の有線では、二年間ほど地デジをアナログ変換したものを流すからだ。こういうのを二度手間と言うのだろうが、有線の会社にはそれなりの事情があるのだ。それにしても事ある毎に思うのは、地デジ化というものの無駄についてである。
この時期のビオトープは、ヤゴがいなくなってというもの、いま一つ観察し甲斐が無い。新顔が登場するまでは、暫くこの状態が続く。しかし、手をこまねいているばかりでもない。そんなこともあろうかと、ビオトープアネックスの方に、以前休耕田より採取したコオイムシの子供を投入しておいたのだ。呼吸のために水面に上がってくるので姿は確認できる。ちょっと刺激するとあわてて潜るのだが、その慌てる姿が面白い。室内で飼うと、あらゆる姿が眺められて、これぞ癒しの瞬間などとほくそ笑むのかもしれないが、より自然に近い状態で、いるかいないか分からないものを発見したりするのが楽しいビオトープに、癒しを求めているつもりは無い、が、ユング派辺りが始めた箱庭療法、ビオトープの手入れなどしていると、殆どあれと同じようなことをしているのではないか、と思うことがあるのは事実である。