本日は金環食の日ということで、朝からテレビではカウントダウン。更に市の広報はリアルタイムでお知らせしている。故に、否応無しに気になってくる。そしていよいよその時が来た。当地はここ最近でも珍しいくらいの快晴。しかし伊達に日食ではなかった、日が照っている割には明るくない。薄暮くらいの明るさだろうか。日食というのを知らなければ、いつもより何故か暗いな、程度の認識を持つかもしれない。何かがおかしい、悪いことの前兆ではないか、と敏感な人間は思うかもしれない、などと想像しながら外を見ると、すでに近所の人々が専用眼鏡で覗いていた。こちらもそれを貸してもらって見る事にした。まずはどれどれと、確認できるわけでもないのに太陽の方を肉眼でちらっと見てしまう(禁止されているが多くの人が同じことをしたのでは)。ちかちかしたところで眼鏡で見ると、本当に欠けていて、分かっているのだがやはりオオーっとなる。その後、ピンホールを通すと影が見えるというのを思い出し、紙に穴を開けてやってみると、パンチの穴では大きすぎ(ピンホールになってない)駄目で、改めて千枚通しでやってみると、確かに影が見えた。ここで再びオオーっとなる。ただ直径5ミリほどと大分小さい。太陽もこんなに小さかったか。
そして次は木漏れ日。これも事前に言われていたことだ。普段ではありえない形状の木漏れ日で、漣のような鱗のような、なかなか良い感じである。眼鏡で覗いた本体よりもこっちの方が風情があって良い。ということで、木漏れ日をいくつか。
それにしても金環食のせいか、車が殆ど走っていない。