ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

秋に思う

2009年11月13日 | 生き物 自然


踏ん張っていた枯葉も、ここに来て一気に散り
始めた。風に舞う落ち葉の風景はいかにも寒そ
う。北風は、果たしてピープーと鳴くのだろう
か。秋は人を詩人にさせる、なんてね。

それにしても「滝壺ビオトープ」にいるヤゴで
気になるのがいる。今現在いるヤゴの殆どは今
年生まれたものだ。大きさも、五ミリから一セ
ンチほど。数からすると、30匹以上はいると
思う(それが全部羽化するわけではない)。そ
れらが約一年かけて成虫になるわけだが、そん
な今年孵化したヤゴの中に、去年孵化したヤゴ
が混じってるのだ。大きさも、2.5センチほど
で、一際でかい。滅多に姿を現さないのだが、
たまに出てくることがありびっくりする。突然
怪獣でも現れたのかというインパクトがある。
他のヤゴのズケールで慣れているところに、三
倍くらいの大きさのものが現れるから。昨日が
ちょうどそれだった。

しかし、気になるのはそれの正体なのだ。種類
が分からない。今年羽化したものは全て「オオ
シオカラトンボ」であったのだが、見かけは似
ているのだが、基本的に、ヤゴの区別がつかな
い今現在の私の能力では限界がある。そもそも
「オオシオカラトンボ」は二年越しにはならな
いだろうし、大きさもすでにそれを越えている。
捕まえて、泥まみれのその姿をきれいにしてじっ
くり観察したい欲求がむくむくと湧きあがり、
どうしたものかと思案している今日この頃であ
る。
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11月12日

2009年11月12日 | Weblog


鼻水も出なくなって、どうやら風邪も治まった
ようだ。まあしかし、世の中マスク姿の人間が
多い。久しぶりに今回やってみて、意外に心地
良いということは、新発見であった。

雨の後、本来の寒さが戻ってきた。テレビは市
橋容疑者で大騒ぎ。今回に限らずだが、護送風
景を中継することには、一体どんな価値がある
のか。臨場感を届けたいのか。野次馬感覚を味
わうためのシミュレーションのようなもの、程
度の意味しかないと思うが、そんなことを大袈
裟に、さも重要なことのように嬉しそうに報道
するテレビ局というのも、相変わらずである。
それより、出身が千葉大の園芸学部というのが、
この前殺され放火された女子大生と同じで、あ
まりに変なところで一致したのが気にかかる。
気にかかると言っても、単なる偶然ということ
で、それ以上の意味があるとも思えないが。
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池の階層化

2009年11月10日 | 生き物 自然


ヒメダカを全員鯉の池に移したので、「滝壺
ビオトープ」はすっかり静かである。この時
期もう動くものはいない。たまに、ヤゴが見
えるところに現れるが、基本的には動かない
ので殆ど置物と一緒。相変わらずそれらは「オ
オシオカラトンボ」のヤゴだし、せめて違う
種類のヤゴであれば、観察し甲斐があるとい
うものなのに。土の下には一体何が隠れてる
か、一瞬、全部掘り返して確認したい衝動に
駆られる。

鯉の池の階層化は見事で、底には、嘗て(去
年の初夏)メダカの大きさのものを放した鮒
が、今や十五センチほどの七匹の群れとなり
影のように泳いでいて、中層には本来の錦鯉、
そして水面には二十匹ほどのヒメダカの群れ
が泳ぎ回っている。なかなか変化にとんだ池
となった。ヒメダカ用の安全地帯には(鯉の
池の浅瀬)、水生生物もいる。ヤゴ(これが
またオオシオカラトンボの)とミズムシ、そ
してその時々のカゲロウの幼虫など。しかし、
これもこれから寒くなるとともに見えなくなっ
てくる。飼育好きは室内で飼うのでこういう
ことはないが、ビオトープの場合(鯉の池は
ちょっと違うが)、全ては自然任せ。冬にな
るとこの点が残念である。
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新蕎麦

2009年11月09日 | 食べ物


遂に「ジェフ千葉」は降格決定。有為転変は
世の常と言えど、オシムさんの遺産もとうと
う食い潰したか。「ヴァンフォーレ甲府」は
「湘南ベルマーレ」と昇格争い真っ只中だが、
残り三試合、どうなるだろうか。甲府に勝っ
てもらいたいが。

「更科」ではとうに新蕎麦となっている。こ
の業界全般に言えることだが、一番美味しく
なる新蕎麦の今頃から冬にかけてが、一番客
が少ない。逆に、一番美味くない夏が一番客
が多い。どう考えてもおかしいのだが、冬に
盛り蕎麦というのは、それほど生理的に受け
付けないものなのだろうか。真夏に熱々の天
ぷら蕎麦よりははるかに食べやすいと思うの
だが。それより何より、季節に関係なく、盛
が一番蕎麦そのものを味わうのに最適である
というのは絶対的な事実だと思うが。

蕎麦と言えば、ブルターニュ産の蕎麦粉を貰っ
た。当然ガレット用の蕎麦粉で、蕎麦切り用
ではない。香りも日本産に比べれば弱いのは
当たり前だが、ガレットにするには何の問題
もない。そもそもガレットの場合、蕎麦の香
りはそれほど求めてはいない。ガレットにし
た時の食感、ほんのりとした風味が小麦では
ない旨味を感じさせるわけだから、日本のこ
だわり蕎麦屋のような、今日は安曇野産、昨
日は八ヶ岳産などという使い分けは必要ない。
所変われば蕎麦も変わるということである。

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厭な記憶

2009年11月08日 | Weblog


昨日スーパーで、厭なものを見てしまった。
見るからに浮浪者然とした年寄りが(この辺
は寒いので滅多に見かけない)、アルコール
売り場で何やらウィスキーのビンを一本抱え
まるでアル中のようによたよた歩いていた。
多分、それに近いのだと思うが、周辺からは
ちょっと異臭が漂っていた。しかし、店内は
あまり客はいず、その存在には気付いてはい
なかった。どう考えても、普通に支払いをす
るとは思えない。じっと見ててもしょうがな
いのでこちらは、レジに行き順番を待ってい
た。そして、どうしても気になるそのホーム
レス風の年寄りを目で追っていた。横にある
出口はちょうど死角となっていて、誰が出入
りしているかまでは分からないが、一人出て
行ったことだけは分かった。多分あのホーム
レスだろう。ここで通報すれば、取りあえず
今回の万引きは阻止できる。しかしあのホー
ムレスを捕まえたところで、その後更生する
などは絶対に有り得ない。絶対を使ったのに
はそれなりの理由がある。見るからに、アル
コールで辛うじて動いているといった風体な
のだ。最初見たとき思い出したのは行き倒れ
という言葉だった。はっきり言って、こういう人
にはどう対処したら良いのかわからない。と
いうことで、結局そのままスルーしたのだが、
厭なものを見てしまったという厭な記憶だけ
が残ってしまった。
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フリーソフト

2009年11月07日 | Weblog


このパソコンにはエクセルやワードは入って
いないので、ソフトをインスト-ルしないと
いけない。で、大分前のバージョンのものを
入れるのだが、どういうわけか、いつしかお
かしくなり使えなくなるという事態を繰り返
している。その都度削除したりインストール
したりの繰り返しなのだが、自分のものでは
ないので(つまり不正)、一々借りたりする
のが面倒くさいのだ。

と、そんな時、エクセルがまた使えなくなっ
た。今回はエクセルビューアーなどという何
のためにあるのか分からないソフトを一回使っ
たら、ファイルがそのビューアーでしか使え
なくなってしまったので、それのみをアンイ
ンストールしたところ、今度はエクセルその
ものも完全に使えなくなってしまったのだ。
一体どうなってるんだ、と文句の一つも二つ
も言いたいところである。

そんなわけで、またインストールしないとい
けない状況となった。ところが今回はお得な
情報が。フリーソフトで代替できるというで
はないか、しかもエクセルと互換性があり。
で、早速その「Open office」というのをダ
ウンロードしてみた。使ってみると、これが
また全く問題ない。機能面では本家のエクセ
ルとは違いがあるのだろうが、複雑なことを
するわけではないので(どうせ分からないし)、
これで充分である。

それにしても、フリーソフトというのはあり
がたい。しかしここで疑問が。使う方にとっ
ては良いこと尽くめだが、提供する側には一
体どんなメリットがあるというのだろうか。
単に好意ということではないだろうに。新た
なものを開発するための種まき、か?
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眠くなる映画

2009年11月06日 | 映画


ゲロゲロ少年Yから借りたDVD、マノエル.ド.
オリヴェイラの「神曲」とペドロ.コスタの
「ヴァンダの部屋」を見る(どちらも途中で
眠くなり、結局半分も見てないので、とても
見たとも言えないのだが)。しかし、何度見
ても同じように寝てしまうというのは多分変
わらないから、間違いなく自分にとっては眠
くなる映画であるとはいえる。どちらの作品
も、その筋からは高評価を得ているものであ
るが(一般の知名度は限りなく低い)、残念
ながら、あまりに「魂の叫び」のようで重過
ぎて、しかも、展開のリズムがこれまた個人
的には眠くなるものだった。「ヴァンダの部
屋」に関しては、画面そのものがもの凄く暗
い(これは魅力でもあるが)ということもあっ
た。

考えてみると、眠くなる映画の監督というの
は決まっている。ポイントとなるのは、取り
上げるテーマと表現のリズムとその映像だと
思う。ベルトリッチ、タルコフスキー、ベル
イマンがその眠くなるベストスリーだ。実際
は見てなののだから、当然のこと面白いとは
思っていない。タルコフスキーの「惑星ソラ
リス」などは、決まって、首都高のトンネル
を使った場面辺りから眠くなる。これは何度
か試みての結果だから、眠くなる映画の典型
であると言える(あくまでも自分にとって)。
しかし上に挙げた監督は、世の中では名匠と
言われている人達だ。それぞれに熱く支持す
るファンはいる。こうやってみると、人それ
ぞれの感覚、価値観の違いが、映画を見る時
の評価の違いとなって表れるということを今
更ながら感じる。

そう言えばもう一つ見た。「ノン子36歳(家
事手伝い)」という日本映画。これも、どこ
かの雑誌では高評価だった。が、全く面白く
なかった。現実を誇張するなら寓意性がほし
いし、より本当さを出したいなら、それなり
の人物設定にしてほしい。日本映画を見ると
感じる、一言で言えば、嘘っぽい人間のおふ
ざけという映画であった(要するに漫画的)。
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不景気

2009年11月05日 | Weblog


「シードル」でも買おうと思って知り合いの
酒屋さん(ワインセラーを備えた専門的な品
揃えの店)に行ったら、ここ最近の不景気の
話しとなった。財布の紐の固さは想像以上で、
以前は同じ銘柄の上位のものを買ってたお客
さんが、今はその三分の一くらいの価格のも
のを買う。それでも来てくれるだけまだ良い
とも言っていた。お歳暮に関しては、前年比
二割減とかそういうレベルではなく、注文そ
のものが二割というくらい、相当ひどいらし
い。つまり前年比八割減だ。地方経済はかな
り深刻な状態なのだ。これから二番底三番底
という展開になるかもしれない。



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鯖寿司

2009年11月03日 | 食べ物


いきなり寒くなって、堪りません。まだ食べ
物の味が今ひとつ分からない。そう言えばス
ノッブなM氏は新蕎麦を食べに行ったのだろう
か。

ゲロゲロ少年Yは、京都へ「土方巽」に関する
特別講義があるとかで行くと言っていた。そ
の前に「いづう」の鯖寿司を食べたいなどと
も。鯖寿司はどうしても一度食べてみたいら
しい。何だかんだ言っても、「いづう」のは
十回以上は食べているので(自分で買ったこ
とは一度もない)、早速彼の鯖寿司幻想を潰
しにかかった。正確に言えば、あまりに大き
な期待をしないように言い聞かせたのだ。彼
の場合何に対しても期待過多で、その度に大
きな落胆を繰り返している。一期一会の体験
を素直に受け止めれば良いのに、勝手にスト
ーリーを作ってしまうのは本人も自覚してい
るところなのだが、変えられないのが、これ
またYのもって生まれた性格。まあこちらとし
ては、いろいろ話題を提供してくれてあり難
いが。

ところでその鯖寿司だが、それなりに旨いと
は思うが(因みに昆布は食べない、それと常
に熟性具合は微妙に違うので味も違う)、あ
の値段を出してまで食べたいとは思わない。
しかし、貰う分には問題はない。
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街道

2009年11月02日 | Weblog


マスクをしてるだけで、湿気がこもり喉の乾
燥が防がれ大分楽になるのは、今回初めて実
感した。ということで、今やその姿はありふ
れたものになりつつあるマスク族の仲間入り
することとなった。結局風邪は、悪化するこ
となく治まりそうである。

昨日、処方箋を持って薬局に行った返り、旧
道(甲州街道)を歩いていると、中年の旅行
者らしき人間がちらほら。どうも地元の酒蔵
を巡ってるようだ。最近この手の旅行者が増
えているのではないか。所謂町おこしで、昔
ながらの地酒を味わうなどというイベントも
(上諏訪街道呑み歩き)年二回やってるよう
だし、年々盛り上がりつつある酒蔵めぐりも
いよいよ違う形で定着してき感がある。ただ
残念なのは、それぞれの酒蔵は昔の風情を止
めた味のある建物であるが、街道そのものは
単なる国道20号で、埃っぽい地方のどこにも
あるちょっと活気のない通りであること。通
りそのものが雰囲気のあるところだったら、
それこそ全国的な人気観光スポットにもなっ
たろうが、それが惜しいところである。

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新型かどうか判からない風邪2

2009年11月01日 | Weblog


昨日は、多分微熱だろうと甘く見ていたが、
夜計ったら38.3度あった。それで、一晩空けた
今日、日曜でもやっている医院に入ってきた。
以前だとこの程度ではまず行かなかったが、
最近はすっかり柔で、しかも新型インフルエン
ザのこともあり、早め早めの病院通いとなった
のだ。新型かどうかは、様子見ということで、
熱が下がらなかったら検査という段取りだ。
というわけで、本日は完全休養日。
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