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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ノロウィルス

2012年12月15日 | Weblog

 

ノロウィルスが流行ってるというのは聞いていたが、まさか自分がそれにやられるとは(推定)思わなかった。特徴的な症状は、激しい嘔吐、下痢で、嘔吐>下痢という傾向があるようで熱はあまり出ない。これが全て当てはまったのだ。

一昨日の夜、ちょっと胃が苦しいな(これは偶にある)と思っていたら、夜中の2時ごろ急に吐き気を催しトイレに駆け込む。自慢ではないが、アルコール以外で嘔吐というのは今回が初めて。暫く落ち着いたと思ったら、その一時間後くらいにまた襲われる。それをもう一回。そして朝になると下痢。熱を計ると平熱よりやや高い程度。というわけで医者に直行。だが今のところ特効薬はなく、兎に角ウィルスを排出し、基本的には自然治癒を待つということらしい。一般的には2日くらいで回復。昨日はもう食欲が一切なく、固形物はリンゴ2切れ。それも直ぐに口から排出。結局胃に入ったものは、お茶一杯紅茶一杯(せめて栄養をと思い砂糖入りを)だけだった。ひどいと、水分も受け付けなくなるようで、そうなると点滴。体力がない年寄り子供にとっては危険な病気であるようだ。

そして今。胃のむかむかはなくなったが、食欲は全く無い。高熱風邪の後のような状態である。しかし吐き気がない分、食べようと思えば食べられそうだから回復傾向といえるだろう。たった一日だったが、気持ち悪い状態というのも辛いものだ。

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地元の美術館

2012年12月13日 | 芸術

 

市から無料入場券を配付されたので、早速、それを使い諏訪市美術館に行ってきた。建物は昔に建てられた和風建築で、今見るとちょっと変な魅力がある。収蔵品は少なく広くも無いので、普段観に行くことは滅多にない。丁度今はある写真家の特別展をやっていて、かつ無料券があるので行く気になったのだ。それにしても外は寒かった、が、中も本格的な暖房設備がないのか、石油ストーブをがんがん焚いていても、それがおっつかないくらいに冷え冷え。取り敢えず二階の写真展を観る。地元縁の若手写真家(高木こづえ)の作品で、観るのは初めて(元々写真展というものには滅多にいかない)。しかし、何だかぱっとしないものばかりだった(デジタル処理をしている)。

そして一階に戻り、常設の彫刻を観る。地元出身の細川宗英という人の作品で、単体でいくつか観たことがあるが、まとめた作品は今回が初めて。じっくり観たが、これがなかなか良いのだ。というか、日本の彫刻の中で良いと思った数少ない作品の一つであった。一見具象で一部崩れたような抽象。一般受けはしなさそうであるが、質は高いと思った。土偶を思わせるような土俗性が、うまい具合に抽象化されている。ただ問題は展示の仕方。これらの作品は本人から寄贈されたものである。折角貰ったものなのに、あまりに唯置いてあると言った展示の仕方で、倉庫に置いてあるのかというくらいの冷遇的な展示の仕方だった。よく地方に、地元出身の作家の美術館がある。殆んどは観る気の起きない作品なのだが、どれも建物は立派である。それを考えると、これだけの作品なのにあまりに勿体無いと思った。同じく地元の松澤宥氏の作品と合わせて専門の美術館でも作ったら(設計は同じく地元出身の藤森照信か伊藤豊雄)ユニークないいものが出来るのに、と思わず夢想してしまった。個性的な作品なのだが、公共施設にした場合、二人とも知名度がネックになるのである。

結論。地元の美術館としては細川宗英の彫刻と、岡谷の武井武雄の童画は必見である。

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昨日の関連 テレビの低レベル

2012年12月11日 | Weblog

 

昨日書いた記事に関連したいくつかのこと。まずフィギュアのキムヨナについてだが、韓国国内での演技だと思っていたのだが(韓国企業の広告ばかりだったので)それはドイツでのものだった。日本人選手が出れば日本企業の広告、韓国人選手だと韓国企業の広告、何だかねえという風景である。それと、テレビでキムヨナのほうが上と報じた局に抗議が殺到したらしい。この手のことになるとナショナリズムに火が付く人間が多く(特にネットの世界は)、直ぐに反応する。韓国も同じだが、同レベルの反応でこれも何だかねえである。本当に差を示したいのなら、成熟した態度を取らないと。日本人選手に頑張ってほしいと思うのは自然なことだが、もう少し客観的な見方をしないと、いつまでたっても彼らが嫌ってる人々と変らないということになる。今回は、キムヨナが転倒したにも拘らず最高得点だったことが特に気に食わないようだ。

もう一つは野球。昨日の9時のNHKのニュースのトップが、ドラフト1位の選手が日本ハムに入団決定というニュース。こんなのがトップニュースか、とかなり呆れた。全くどうでもいいニュースだと思うのだが、NHKはそうは思わなかったということだ。いつも感じてるが、如何にも野球親父のようなニュースキャスターの、本当に重要なことのように、しかも野球に関しては嬉しそうに報じている姿からは、「ジャーナリズムから遠く離れて」という言葉しか思い浮かばない。山中教授にストックホルムでの移動中にメダルはどうですか?と日本のマスコミが聞いてる風景も(そんなものを聞く必要なし)、ハリウッドのスターに群がるマスコミのそれと同じだし、マスコミの、特にテレビの低レベル化は、もう救いようがないのではないかと思ってしまった。

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スポーツいろいろ

2012年12月10日 | Weblog

 

ゲロメッティY登場。早速、清水からデュッセルドルフに移籍した大前について聞いてみた(YはJリーグにかなり詳しい)。「まあ、駄目でしょう」というのが彼の見立てであった。スピードもそれほどないし、運動量も多くないし、何故ドイツが彼を取ったのかが不思議、ということであった。果たしてどうなるか。違う意味で楽しみとなってきた。

スポーツニュースを見てると、フィギュアのGPファイナル関連が多くつい目にしてしまうのだが、まるで日本国内の大会のように日本人選手ばかりで、しかも広告が日本のものばかり、更に更にソチの会場の入りの悪さ(恐ろしいほどのガラガラぶり)、この大会の意義を考えてしまった。復活したキムヨナの映像(韓国内)も流していたが、チラッと見ただけでもキムヨナの演技のほうが上に見えたのは気のせいだろうか(興味がない分より客観的に見られる)。

相変わらず野球関連(ゴルフも)のニュースが多くうんざりなのだが、今現在行われているクラブWカップも今一つ興味が持てない。国内で調子が悪いチェルシーじゃあね。去年の成績で決まるので仕方ないのだが、この大会の意義そのものがこれまた疑問でもある。自分たちの売り込みの場として有効だから南米チームは意気込んでいるが、ヨーロッパのチームは基本的にあまりやる気はないのではないだろうか。どう考えても、ヨーロッパチャンピオンズリーグの方が重要だろう。ついでに意味の無い大会がWBC(何度も言ってきたが)。大リーグの日本人選手が出ないことで、権威付けたいのは日本だけ(マスコミ主導で)、という現実が少しは分かったのではないか。

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フロマージュ.ド.テット

2012年12月09日 | 食べ物

 

フランスの伝統料理にフロマージュ.ド.テットというテリーヌがある。豚の頭をゼリーで固めたテリーヌなのだが、肉というより皮主体のゼラチン質たっぷりのもので、そういうのが好きな人にとっては美味しいもの、らしい(一度食べたことがあるが、それは矢鱈と臭くて美味くなかった)。ミミガーが好きな人には合うと思う。フランス語で書くとfromage de tete、fromageはチーズのことだが、この場合は寄せ集めという意味で使ってるらしい。

と、本来はフロマージュ.ド.テットでいいののだが、かなりの多さでテット.ド.フロマージュと表記している所があるのだ。実は、自分も以前言い間違えていたことがあるのだが、フランス料理屋で堂々と間違えているのを見ると大丈夫か?と思ってしまうのは事実である。何故こうなるかというと、まずテットドフロマージュの方が日本人には言い易いというのがあると思う。テットが、とっととのような感じで先に来ると調子が良いので、うろ覚えの場合無意識に言い易い方を選択しているのではないか。後は、テット.ド.ヴォーなどという似たような名前の料理があるのも原因と思われる。ネット上で間違いを堂々と晒すというのは、ブログをやってるとよくあることなのだが、フレンチ関係の人間はそれは注意した方がいい、と間違ったものを見てて思った。

あるところで偶々フロマージュ.ド.テットの話になったところ、早速その近くのフレンチの店のメニューにテットドフロマージュがあるのを発見してしまった(写真で)。こういうのは誰か言ってあげればいいのにと思うが、プライドがあるのでうまい具合に指摘するのは難しい。

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007

2012年12月08日 | 映画

 

今朝は積雪3センチ。例年より寒くなるのが早いが、今年の冬は厳しいのだろうか。取り敢えず、蟷螂予報(巣のある位置が地面からどのくらい離れているか)はどうなってるのか気にかかる。それと、本格的に寒くなる前というのに既に、先日、用水路の詰まりを長竿を使って除去(無理な態勢で)したら腰痛まで発生してしまった。なんだか先が思いやられる。

007の新作スカイフォールは、シリーズの中では久しぶりのヒットらしい(今のところ)。ショーン.コネリーの頃のシリーズと違って、今の作品は金がかかっているということは凄く分かる。アクションシーンも相当派手だ(似たような作品が多くて一回見ても直ぐに忘れる)。息つく暇も無いアクションと言うのだろう。冒頭の、次から次と繰り広げられる、ギリギリに危機を乗り越えるシーンの連続は、これぞジェットコースタームービーの鑑ということになるのだろう。その割には今回は、ボンドの苦悩する姿とかそれ以外のシーンも多く、個人的には映画としての停滞を感じたのだが、そういう部分を含め受けたのだろうか。人間ボンドが描かれているとか言って。

時間も長く全体的には退屈で、どうしてもアクション映画としてドン.シーゲルと比較してしまう。アクションシーンがあるのがアクション映画ではなく、映画がアクション(不意の運動)してるのがアクション映画。どうも、ディズニーのアトラクションのようにあまりに計算されたものばかりで面白くない。これは最近の他の映画も含めての正直な感想である。

 

 

 

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ブンデスリーガ

2012年12月07日 | サッカー

 

ブンデスリーガ、デュッセルドルフにまた日本人選手が入ることとなった。清水の大前というFWの選手だが、正直言ってあまり良く知らないが、ともかくこれで、ブンデスリーガの日本人選手は、レーバークーゼン細貝、シュツットガルト岡崎、酒井、シャルケ内田、フランクフルト乾、ボルフスブルク長谷部、ニュルンベルク清武、ハノーファー96酒井、ホッフェンハイム宇佐美と計10人となった。なんだか、日本人バブルの態であるが、これは、日本人選手が安く買え、しかも結構活躍するというお得感があるから故の現象である。香川の例を見るまでもなく、長谷部にしろ内田にしろそれぞれがチームにフィットしている現状がそれを物語っている。一般的に日本人選手は組織プレーを得意とするので、監督の指示に従っての惜しまぬ運動など、チームにとって役に立つのである。しかし皆が皆成功するわけでもなく、宇佐美などはこのままパッとせずに終る可能性がある。基本的に労を惜しまないという姿勢がないと難しいというのは共通するところのようだ。

ブンデスリーガはそんな状況だが、個人的に気にかかるのは、プレミアの、現在ウイガンにレンタルされている宮市。まず怪我が多い。期待されて、結局怪我で全く開花せずという選手は過去何人もいる。そして武器となるスピード、ドリブルだが、試合でそれらが生かされることがあまりに少ない。全体の運動量も少ない(怪我の影響もあるのかスタイルなのか)。後、ポジショニングなどの問題とか、このままでは宇佐美同様ぱっとせずに終る可能性が高い。宮市には活躍してほしいのだが。既に第二の森本か?などと言われ始めているのだ。

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中村屋

2012年12月06日 | Weblog

 

関係者に、ニューヨーク公演や松本歌舞伎の話を日頃から聞いていたので、勘三郎の死はちょっと身近に感じてしまった。始めに体調を崩した時は、精力的に突っ走った反動で(全身歌舞伎役者と言う感じだった)、暫く休養すれば徐々に回復するだろうと思われたが、その後一気に他の部分まで病魔に冒されてしまったわけだ。それにしても早過ぎる死だ。歌舞伎界の損失は計り知れないようだ。この7月に松本歌舞伎にサプライズ出演したのが最後ということだが、それだけ松本歌舞伎に対しても思い入れがあったのだろう。しかし、もう出ることは叶わない。

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取り壊しの後に

2012年12月04日 | トマソン

 

最近、建物が壊され空き地になったところを良く見かける。建物が無くなると、前に何があったのか分からなくなるのはいつものことだ。それにしてもこのところ多くなってるのは、ある年代に建てたものが一気に老朽化を迎えたからなのか?。その辺ははっきりと分からないが、建物がなくなって期待されるのは言うまでもなくGタイプの出現だ。今回のものも、そういう経緯で出現した。質感がなかなかいい。嘗て菅木志雄タイプというものを紹介したことがあるが、それに近い匂いがする(出来れば柱など木の部分がほしいのだが)。いずれにしろ、味わい深い物件ではある。

 

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トンネル崩落

2012年12月03日 | Weblog

 

昨日の中央道笹子トンネルの崩落事故、海外ニュースでも報じていた。過去に例がないということでニュース価値があるのかと思うが、そこには、技術の国の日本でこんな事故が起こるのか、日本は大丈夫かというニュアンスが感じられた。多分、東北大震災からの文脈で語られているのだろう。実際第一報を聞いたときは、こんな事故起こるのかとは思った。その時は、普通にトンネルの壁が突然崩落したと思ったのだ。中国辺りで起こりそうな事故と同列に感じたのだ。例えば、手抜き工事、強度不足のような。しかし実際はそういうことではなく、言うなればつり天井が落ちたわけだ。煙を排出するための通り道を確保する為にあんな構造になっていたとは知らなかった。経年劣化であれば起こりうる、と見てて思ったが、いずれにしろ、何十回と通ったことのあるトンネルなので他人事ではない。

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不意打ち

2012年12月02日 | Weblog

 

先日諏訪湖畔を歩いていると、小学生の集団と出くわした。遠足とかではなく何かの授業の一環だと思う。教師を先頭に結構速いペースで、後ろの生徒は大分遅れ気味。となると教師はがみがみと注意。昔と変らない光景が繰り広げられる。自分自身もよく注意されたものである。と、ここまでは別に変った風景ではなかたっが、追い抜かれて(写真を撮ったりゆっくりだったので)集団の後ろになった時、最後尾の女子生徒の一人が突然「こんにちは」と言ったのだ。最初誰が声をかけたのか分からなかった。この年代で挨拶するのは珍しいし、まして見ず知らずの偶然すれ違った人間である(何処のウマの骨かも分からない)。挨拶されたこちらの方がドギマギしてしまった。「あっ、こんにちは」と返すのが精一杯だった。たまにあるのだが、普通に歩いていて子供に突然挨拶されると、無防備なところにいきなり弾でも打ち込まれたような気分になり、大体あせってしまう。こういう場合、「挨拶のちゃんとできない大人」という像が立ち上がってるのだろうか、子供のほうには。

 

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「田舎に移住」問題

2012年12月01日 | Weblog

 

定年退職したら田舎でのんびり、などと憧れている人は多いようだが、実際は煩わしいことも多く適応できる人と駄目な人がはっきりと分かれる。薪ストーブの火を見つめながらゆったり過ごす、などというのは幻想と言っていいだろう。大金持ちでもあればいくらでも可能だが。

まず住む場所が一番の問題となる。例えば環境だけを見て、広々として雄大な山が見えて、しかも近くに(車が基本)買い物できるスーパーなどがあるという条件で決めるとする。周りに家が無くても、そういうところは元々のなり地区に属す。するとどうなるかというと、その地区の自治会に加入するようにと働きかけられる。義務ではないので加入しなくても構わない。しかし、そうなると自分の家のゴミをどうするかと言う問題が出てくる。ゴミステーションは自治会単位で管理するから。と言っても、そこに捨ててはいけないというルールは無く、その地区に住んでいれば捨てて良いのだ。ところが管理している自治会としては面白くない。感情的には、自治会に属してもいない家のゴミを何故こちらが管理しなくてはいけないのだという気持ちになる。当然お互いにぎくしゃくしてくる。自治会が拒否した例もあるが、法的には自治会の方が不利であって拒否は出来ないということらしい。

このように、周りの人との関係がスムーズでないと、日々のストレスはかなり多く、結果のんびりしようと思った生活の間逆の環境となり、最終的には耐えられずに引き払うこととなる。そんな例は結構多いようだ。つまり、適応できる人と言うのは、地域のコミュニティーに溶け込める人と言うことになる。地区のお祭りだ役だと、煩わしいことができる人でないと難しいということなのだ。唯、そういうのがいやな人でも問題なく住める環境のところもある。それは大手が開発した別荘地である。そこであれば、開発会社が、煩わしいことは一括管理してくれるので、住んでる人がいろんなことで煩わされることは無い。

そんな人間関係の問題をクリアーしても、更なる日日の暮らしの問題はいくつもある。薪ストーブはいいが、その薪はどうするか。一冬の量を用意するのはかなりの重労働。煙突掃除も大変。そしてその寒さ(住む所を高原などにした場合)。外に出るのも億劫で、一日テレビをぼーっと見るだけの生活(脳に刺激がない)、殆んど引きこもりだ。はっきり言って、テレビが無くても過ごせる何かを持ってない人は、田舎生活はやらない方が良い。勿論レジャー施設がどうのこうのという人は論外である。一般的に環境が良いと言われるところは、自然環境がいいところだろうから、その自然を本当に楽しめるかどうかはかなりのポイントである。兎に角、一番過酷な環境となる冬を体験して住めるかどうかを判断するべきだろう。

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