ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】千歳フィルハーモニーオーケストラ 第16回公演

2006年09月25日 21時48分13秒 | 演奏記録
千歳フィルハーモニーオーケストラ 第16回公演
2006.9.24(日)14:30開演, 千歳市民文化センター 大ホール, 大人1000円
指揮 畠山智英, パート 1st Violin

ベートーヴェン 「レオノーレ」序曲 第3番 ハ長調 作品72a
モーツァルト 交響曲第40番 ト短調 作品550(第2稿)
ボロディン 交響曲 第2番 ロ短調
アンコール ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」よりワルツ

・バイオリンの編成が1st-9,2nd-8名で普段より少なく、どうしたのかと思ったら、今回はできるだけエキストラ(演奏お手伝い)を呼ばないで自前のメンバーで演奏し、千歳フィルの実力の音をお客さんに聴いていただこうということでした。そういうわけで弦楽器のエキストラは全パートでたったの3人!私はヨソ者ながら団員扱いなのですが、そんな演奏会に声をかけてくださってうれしく思います。
・レオノーレ:後半のプレスト、早すぎ。追いつけず。どこから入るかは勘が頼り。
・40番:指揮がモエストロ氏なので、もっとイケイケテンポになるのかと予想してましたが、意外と全楽章を通じて抑えめのテンポでした。演奏後、休憩に入り舞台裏に下がると、『つかれた~』『ねむい~』『ながい~』などなど、前半後半とも全リピート有りだった2楽章への苦情が口々に。私自身もしんどかったです。プログラムによると「近年は時間の関係で作曲者の指定してある繰り返しを省略して演奏することが常とされておりますが、ミレニアム年にあたる今年はモーツァルトに敬意を表し、作曲者の指定どおりに省略無しで演奏いたします。」だそうです。しかし、いろいろな曲を弾いてるとときどき理解に苦しむリピートに出くわしますが、作曲家は何を思ってリピート記号をつけるのか?全くおなじ音譜を二回再現させるその意図は?? 音楽形式の決まりごと?時間合わせ?ただの気まぐれ?やっぱり忠実にリピートを守らないと作品としては不完全なんでしょうかねぇ。CDによっては、3楽章のダカーポ(頭に戻る)後もリピートしたりしてますが、今回それは無し。
・後半開始時のチューニングにて、Obさんが『As―――――』の音程を出し、皆ずっこけた(As=ラ♭)。
・ボロ2:一応CDは持っていたもののロクに聴いたことがなく、今回初見の曲でした。小曲『中央アジアの草原にて』のあの雰囲気そのままなんですね。なかなかイイ曲だと思います。
1楽章出だし。前半の40番2楽章のダメージが響き集中力に欠け、フェルマータ後のテンポが取れず、うまくはまらなかった。 2楽章、楽譜の拍子記号が『1/1』。はじめ楽譜を見たときは目の錯覚か、ミスプリか、と我が眼を疑いましたが、紛れもなく『いちぶんのいち拍子』。初めて見ました。最初はなかなか体が楽譜に反応せず苦労しました。 3楽章、出だしのハープ→クラの受け渡しはバッチリ。 何楽章かは忘れたけれど、トロンボーン&チューバのソロ部分は素晴らしかったです。ぴったり音程がはまった時にしか出ない独特の音のふくらみ・張りがなんとも。このセクション道内最強と言ってもいいのではないでしょうか。(道内全部を聴いてるわけではないけれど・・・) 演奏会の連続のためさすがに準備時間がなく、個人的にボロディンは消化不良。悔いが残る。せめてあと一週間あれば。。。
・客数約300名[目測]:座席数1300弱の会場にしては、非常~~にさびしい数でした。もっとたくさん入ってもおかしくないし、それだけ価値のある演奏会だったと思うのですけどね。残念。
コメント (2)
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