【講演会記録】
演 題 : 「深い感性のテクノロジーと新文化創生」
講 師 : 中央大学研究開発機構 宮原誠 教授(元北陸先端大教授)
講演梗概 : ”深い感性のテクノロジー” とその基礎上に作り上げられる新文化の創生をめざす。A:黄昏、森の空気の雰囲気で、B:高度感性情報を有する画像・音を, C:Extra HI System M で提示した環境に身をおいて感じられる感覚は、従来型の感覚と質が違う;進化の過程で、遺伝的に古い脳にすり込まれた原始人が感じていたような深い感性;本能直撃形の感覚である。本物の癒しでもある。この実現の為に、高品質なAudio-Visualの開発と、美意識を持つ工学者: 情報マイスター、情報ソムリエを育てる必要がある。メディア分野との共力が不可欠である。これにより、日本は20世紀までの西洋文明のトラウマを超え、また、大きなビジネスを期待できる。
キィワード: 深い感性のテクノロジー、高度感性情報、暗、静環境、人間そのものの学問:美学、脳科学、心理学、行動学や、人の意識にのぼる以前の生体の反応、深い感動、深い癒し、理屈無しの願望、新メディア学
今日、こんな講演を聞いてきました。
上の説明文だと、何を研究してるのかイマイチわかりにくいですが、例えるなら、ある美しい女性を見かけたとして、受けた印象が「かわいい~」「キレイ~」程度なら→浅い感性、「ギャー!!!」見た瞬間、雷に打たれたような感覚で一目ぼれ→深い感性。という意味で、深い・浅いの言葉を使い分けているとのことです。その深い感性はどのようにして起こるのか?そして深い感性を再現するにはどのような装置を作ったらよいのか?について考えるのがテーマです。
具体的な研究事例として、
<その1>まるでその場にいるかのような臨場感ある音響再生装置(スピーカ)の開発
<その2>本物の質感が味わえる画像再生装置(ディスプレイ)の開発
などなどです。どちらの事例も、研究のミソは『原物を忠実・精密に再生する』ことと『原物の雰囲気・感動を伝える』こととは必ずしも重なるわけではない、という点です。スピーカについては「究極のスピーカを開発」と題した新聞記事の切り抜きのみの紹介でしたが、是非とも現物の音を聴いてみたいものです。シゲティのバッハ無伴奏やカザルスのホワイトハウス録音なんかの話題も出てきて、音楽もいろいろ聴いていらっしゃるようでした。それから、オーディオ装置のコンセントプラグを左右逆に差し替えると、いい再生装置なら音が変わるのがわかる、という話ですが。。。ホンマカイナ。
感性工学→まだまだ若い学問でわからない事だらけで大変のようですが、今後期待の分野です。
「"違いのわかる"工学者(情報マイスター)を育てたい!」
ぉぉ。なんか私にぴったり!?
先生曰く「集中して三日間で書き上げた!」著作だそうです。付録のCD-ROMがオススメとのこと。
『感性のテクノロジー入門―暗闇から生まれる映像表現』
http://www.ascii.co.jp/books/books/detail/4-7561-4617-1.shtml
チェック本 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』
演 題 : 「深い感性のテクノロジーと新文化創生」
講 師 : 中央大学研究開発機構 宮原誠 教授(元北陸先端大教授)
講演梗概 : ”深い感性のテクノロジー” とその基礎上に作り上げられる新文化の創生をめざす。A:黄昏、森の空気の雰囲気で、B:高度感性情報を有する画像・音を, C:Extra HI System M で提示した環境に身をおいて感じられる感覚は、従来型の感覚と質が違う;進化の過程で、遺伝的に古い脳にすり込まれた原始人が感じていたような深い感性;本能直撃形の感覚である。本物の癒しでもある。この実現の為に、高品質なAudio-Visualの開発と、美意識を持つ工学者: 情報マイスター、情報ソムリエを育てる必要がある。メディア分野との共力が不可欠である。これにより、日本は20世紀までの西洋文明のトラウマを超え、また、大きなビジネスを期待できる。
キィワード: 深い感性のテクノロジー、高度感性情報、暗、静環境、人間そのものの学問:美学、脳科学、心理学、行動学や、人の意識にのぼる以前の生体の反応、深い感動、深い癒し、理屈無しの願望、新メディア学
今日、こんな講演を聞いてきました。
上の説明文だと、何を研究してるのかイマイチわかりにくいですが、例えるなら、ある美しい女性を見かけたとして、受けた印象が「かわいい~」「キレイ~」程度なら→浅い感性、「ギャー!!!」見た瞬間、雷に打たれたような感覚で一目ぼれ→深い感性。という意味で、深い・浅いの言葉を使い分けているとのことです。その深い感性はどのようにして起こるのか?そして深い感性を再現するにはどのような装置を作ったらよいのか?について考えるのがテーマです。
具体的な研究事例として、
<その1>まるでその場にいるかのような臨場感ある音響再生装置(スピーカ)の開発
<その2>本物の質感が味わえる画像再生装置(ディスプレイ)の開発
などなどです。どちらの事例も、研究のミソは『原物を忠実・精密に再生する』ことと『原物の雰囲気・感動を伝える』こととは必ずしも重なるわけではない、という点です。スピーカについては「究極のスピーカを開発」と題した新聞記事の切り抜きのみの紹介でしたが、是非とも現物の音を聴いてみたいものです。シゲティのバッハ無伴奏やカザルスのホワイトハウス録音なんかの話題も出てきて、音楽もいろいろ聴いていらっしゃるようでした。それから、オーディオ装置のコンセントプラグを左右逆に差し替えると、いい再生装置なら音が変わるのがわかる、という話ですが。。。ホンマカイナ。
感性工学→まだまだ若い学問でわからない事だらけで大変のようですが、今後期待の分野です。
「"違いのわかる"工学者(情報マイスター)を育てたい!」
ぉぉ。なんか私にぴったり!?
先生曰く「集中して三日間で書き上げた!」著作だそうです。付録のCD-ROMがオススメとのこと。
『感性のテクノロジー入門―暗闇から生まれる映像表現』
http://www.ascii.co.jp/books/books/detail/4-7561-4617-1.shtml
チェック本 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』