ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【鑑】若林亜由・天野圭子 ヴァイオリンとピアノのコンサートII

2006年11月23日 20時05分24秒 | 鑑賞記録
昨年のKitara小ホールでの感動を、今年はえぽあホールで!
若林亜由・天野圭子 ヴァイオリンとピアノのコンサートII
2006.11.22(水)18:30開演, えぽあホール(江別市民文化ホール), 入場料3000円(全席自由)
Violin 若林亜由 Piano 天野圭子

・ヴェラチーニ コンツェルト ソナタ ホ短調
・R.シュトラウス ヴァイオリン ソナタ 変ホ長調 作品18
・ゴセック ガヴォット
・ドヴォルジャーク ユモレスク 作品101の7
・ドビュッシー 月の光
・シンディング 組曲 イ短調 作品10
アンコール1 グノー編 アヴェ・マリア
アンコール2 マスネ タイスの瞑想曲
アンコール3 ??編曲 赤とんぼ

・前々から、"若林さん"の名はちょくちょく聞いていましたが、今回はじめてその演奏を聴きました。現在は名古屋フィルを中心に活動されていて、札幌のH先生のつてによりヴァイオリン教室の合宿には講師として参加されているそうです。
・当日は雪の悪天候により、10分遅れで開演。
・「あれ…?チラシの写真と違う…??」ステージに出てきた若林さんを見た第一印象。他所の演奏会ですが、今回使われたのと同じ写真がコチラ。写真よりも実物はかなりお痩せになっているような。。。後で聞いたところによると、「ソロリサイタルの前は体重落ちるぐらい弾き込む」とのことでした。う~~ん、厳しい世界。とっても小柄で華奢な方でした。
・今回の選曲は、H先生門下の子供たちが多く聴きに来ることを意識したもののようです。そしてその演奏は『オトナの女』を感じさせる、静かな柔らかさと美しさを持つものでした。
・連日の遠征疲れか、R.シュトラウスの2楽章で一度沈没。
・客席の前列端でモサモサ落ち着き無く動き回るガ…もとい、お子様がいて、それが気になったようです。お気の毒。休憩後はいなくなってましたが。
・前日・当日と二日続けてヴァイオリンを聴き、またこれまでの経験も踏まえて感じたのは、どうも日本人とガイジンさんでは、音楽に対する姿勢というか考え方というか接し方が根本的に異なるのではないかということです。日本人は、まず精密な図面を作ってから、その理想像にいかに自分の演奏を近づけるかに神経を注ぐのに対して、ガイジンさんはわりとその辺大雑把で、本番になってからその場の雰囲気に合わせてどうにかする、というような。悪く言えば"てきとー"、良く言えば"余裕・弾力性がある"。スポーツに例えると、日本人は新体操やフィギュアスケート的で、ガイジンさんはサッカーとか野球になるでしょうか。どちらも同じスポーツというカテゴリーに属しながら、全くその性格が異なりますが、どちらにしても厳しい訓練をし、真剣に取り組むことが必要で、どっちが良いとか悪いなどと単純に比較することはできません。その違いがどこからくるのか、環境(教育・お国柄)なのか生得的なもの(遺伝)かよくわかりませんが。それ以前に、「全部オマエの気のせいだ!」と言われればそれまでなんですけどね。はい。とにかく思ったことを一言にまとめると、『日本人てマジメだなぁ』。 以上。
・以前からずっと入ってみたかったえぽあホールに初入場。いいホールでした。今回のような小編成には最適だと思います。
・客数約200名[目測]:H先生の門下生や関係者がほとんどで、ヴァイオリン他の弦楽器奏者率が異様に高かったのではないかと思います。半分ぐらい?? ある意味恐ろしい演奏会。
コメント (2)
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