●口無沼(苫小牧) 撮影日 2008.7.30(水) [
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・支笏湖と苫小牧を結ぶ国道276号線沿い、美笛~壮瞥方面へ抜ける道と分岐する信号から苫小牧方向へ3kmほど進んだところ、長い直線にさしかかる辺りにその入口はあります。よく通る道なので看板が目に入っていた記憶はありますが、注意して見たことはありませんでした。

・入口には看板いろいろ。国道を外れるとすぐに砂利道です。

・1kmも行かないうちに、『口無沼』と『丸山遠見』の分岐点があります。今回はこれを直進。

・道中は森に囲まれほとんど視界がききませんが、途中一度だけ視界の開けた場所がありました。真正面に樽前山が見えます。

・左の写真が元来た道で、右がこれから進む道。路面状態の悪い場所もところどころあり、ガツン! と石がぶつかるような感触が車の下からすることも。車高の低い車は入らない方がいいかもしれません。

・進んでも進んでもそれらしき場所につかず、「もしかして通り過ぎちゃった?」と不安になった頃に『口無沼』の看板が。時間的には国道から15分ほどでしょうか。沼へ続く狭い支線に入る。

・看板からはすぐに沼に到着。全く人の気配はありません。沼を一目見て、口をついて出た言葉は、「これはヤバイだろ……」 普通にザブーン! と河童が上がってきそうな雰囲気。そもそも『口無沼』という名称からして不気味です。

・恐る恐る、桟橋へ近づく。沼は桟橋から全体を見渡せ、それほど広くはありません。

・桟橋から振り向くとこんな広場に。と、その時、ガサガサッ!! と音がしたと思ったら、桟橋の下から向こうの繁みに一目散にかけていく生き物が! ギョエエエエー!! 謎のクリーチャー(生命体)出現ー!! あまりにビックリして写真を撮るどころではなく、呆然と逃げ去るのを見送るのみでした。

・気をとりなおして撮影続行。沼の水はあまりキレイとは言えません。岸近くには水草がびっしり。魚の姿などは見かけませんでした。

・静まり返った沼。

・沼の風景。

・水辺にはトンボが大発生中。草むらを歩くと両脇を数え切れないトンボがブワッと舞い上がります。それが皆、あまり見たことの無いイトトンボの一種。普段よく見る普通の(?)トンボはいませんでした。

・いたトンボは先の写真の緑っぽい種類と、鮮やかな水色と黒の美しいストライプ模様の二種類です。こちらのトンボは見るのは初めてかも。風で草が揺れるので、うまくピントが合いません。

・沼を向いて右手には『冒険の森』という楽しげな看板と、奥に続く散策路が。どうやら沼を一周する道がついているようですが、とても踏み込む気にはなれません。何が出てもおかしくない雰囲気。

・沼を向いて左手には案内板が。

・案内板の脇には、やはり沼を一周する散策路が。試しに10mほど恐る恐る入ってみる。盛んに鳥(?)の鳴き声がしていますが、姿は見えず。そして何気なく後ろを振り返ってみると…… !!! 先ほどの謎のクリーチャーが道を横断しようと、頭だけ出して様子を窺ってるー!! 今度こそ写真に収めようとカメラを構えた瞬間、気配を察知した相手は繁みの中に隠れてしまいました。おそらく先ほどの物とは別個体です。帰ってからいろいろ調べてみましたが、一体何の動物なんだかまだ分かってません。以下にその特徴を挙げておきますので、もしどなたか分かる人がいましたら教えてください。
<謎のクリーチャーの特徴>
1.哺乳類
2.体型は胴長短足
3.ネズミやリスよりは大きくネコよりは小さい
4.色は全身ほとんど黒に近いコゲ茶
5.体毛は短め
6.ネズミのように尖った鼻先
7.集団で生活?
8.キューキュー鳴く?
9.そして一番の特徴が尻尾。後ろから見ると U の字で、親指の先ほどの大きさでお尻にペッタリ張り付くような形状。はじめはイタチだと思ったのですが、調べてみるとイタチ、テン、ミンク、オコジョ、フェレット、タヌキ、キツネ、モモンガ、エゾリスなんかはいずれも立派な尻尾があり、どれにも当てはまりません。まさか……小グマ??
※咄嗟のことだったので、上記の条件は見間違いが含まれる可能性は大いにあります

・広場のそばには、なんとトイレ完備。とても使う気にはなれませんが。そしてそばの木には謎のペットボトルが吊り下げられています。

・次の目的地『丸山遠見』へ向かう途中の林道で、先の道のど真ん中にまた謎のクリーチャーが。近づいてみると、なんと猫でした。半径5kmは人家の無いような森の中なのになんで猫が?? しかも家で飼われているかのようにきれいな毛艶。車が近づくと道の脇の繁みに入り、2mほどの距離でジーっとこちらを見ていました。「もしかして捨て猫??」などとも考えましたが、連れ帰るわけにもいかずその場を後に。