ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【旅】中国(秦皇島・北京)旅行4日目 後編

2009年01月09日 08時00分11秒 | 旅行記録
<2008.10.21(火) 4日目 後編>

●12:05 天安門広場のちょっと手前でバスを降り、昼食会場へ徒歩で向かう。途中にあった名所らしき建物。ガイドさんが説明してくれたが、遠くて聞き取れず。

●12:15 『天安門倣膳』で昼食。『宮廷料理』の "ほんの極一部" を味わえる、というお店。それだけ本物の宮廷料理はとんでもない量らしい。ここまでで一番 "口に合う料理" でした。

●13:10 天安門広場へ。観光客でいっっっぱい。詳細後日。


●14:05 故宮博物院(紫禁城)へ。詳細後日。

●15:00 南側から入った故宮博物院を北側に抜ける。

●15:25 バスに乗車。バスの駐車が許された地点までしばし歩く。

●15:55 オリンピックスタジアム『鳥の巣』脇をバスで通過。見学ハイしゅうりょー!


●16:30 バスは『万里の長城』を目指してひた走る。「やけにバス内が静かだな」と思い、ふと振り返ってみると。。。死屍累々たる屍の山が。旅行も終盤になり皆さんお疲れの様子。この一枚が今旅のベストショットかも。

●16:50 万里の長城着。日暮れ間近のところを慌しく観光。詳細後日。

・長城を見終わり、通訳として参加した中国人の学生さん、通称 "じゅんこちゃん" とのツーショット。日没間際でほとんど真っ暗でブレてしまった。。。 日本語はほとんど "ペラペラ" のレベルで通訳としてだけでなく、食事の時などには、「コレお代わりー」「お茶が無いー」「ハシ落としたー」「代えの皿くれー」などなどワガママな大団体の要望に次々と対応し、ロクに食事も摂らずに八面六臂の大活躍。明るいキャラクターでもあり、参加者の間で人気者でした。この長城見学の際も、迷子が出ないか気を配り、団体のしんがりを務め、「ぴかりんさん、はやくー!」と、一番遠くまで行っていた私が追いつくまで待っていてくれました。そして、追いつくと並んで歩きながら長城についての説明をいろいろとしてくれたり。。。明るく元気で頭がよくてとても気が利く、「こんな娘さんを嫁にもらう男はさぞや幸せだろうなぁ~」と思わせる、面白カワイイ娘さんでした。

(後日談)
 苫小牧某所での華やかなパーティー会場にて演奏の機会がありました。パーティー開始前に参加者たちが通り過ぎるそばで出番を待っていると、参加者らしき若い女性が突然私の顔を見て立ち止まる。見ると、びっくりした顔をして私の顔を見ながら、「な、なんでこんなところで・・・・・・!?」と立ち尽くしています。な、「なんで?」と言われましても・・・・・・どっかで会ったことのある方でしたっけ?? ぴかりんの頭の中味はフル回転で過去の記憶を掘り起こし、人物照会。間もなく回答発見。

「じゅんこちゃん!!?」

予想もしなかった再会です。メガネは外してコンタクト、束ねていた髪は下ろし、パーティ用にドレスアップした上、化粧はバッチリ。別人です。気づくわけがありません。「か、かわいい。。。」 なんだ、この、ドラマのような展開は。このシチュエーションは反則です。このような特殊な事情もあいまって、思わず『ドッキリ』してしまいました。自分が不潔なオッサンであることを思い出し、その感情を必死で揉み消す。後から聞くところによると、苫小牧の某大学の留学生だとのことで、中国の大学の学生さんだと思いこんでいたものだから、余計にびっくりしてしまった。結局、連絡先も聞かないままそれきりで、ちょっと後悔。

●19:00 北京のレストランにて夕食。メニューはしゃぶしゃぶ。たまたま隣に座った高校生の男女2名にいろいろ話を聞く。聞けば、女の子は生徒会長で学校を代表して参加しているとのことでびっくり(失礼ながらそう見えてなかった)。他の参加者は早々に食事を切り上げて、レストラン併設のみやげ物店に直行。カルテットメンバー VcのTさんと酒を酌み交わしつつ盛り上がっていたところ、気がつくと残ったのは二人だけになっていました。「そろそろ出発ですよー!」の言葉に、慌ててバスへ駆け込む。

●20:10 レストラン発。バスで宿泊するホテルへ向かう。バスが走りだしてから気がついた。「トイレに行っておけばよかった。。。」 しかし、時すでに遅し。しこたまビールを注がれたお腹はパンパン。そこからホテルに着くまでの20分間はまさに地獄でした。油汗ダラダラ。

●20:30 ホテル着。荷物も受け取らずに、まずはトイレへ駆け込む。ギリギリセーフ。

●21:25 ホテル出発
・中国最後の夜とあって、ホテルに到着後も出かける気マンマンでしたが、他の年長メンバーは軒並み「もう、つかれた」とお休みモード。その中で唯一、「もし出かけるなら私も連れてって!」とやる気マンマンのTさん(Vc)を伴って夜の北京の街へ。とは言ってもどこへ行ったらいいのやら、さっぱり見当がつかないので同行のガイドさんに尋ねたところ、「北京の銀座」と呼ばれる繁華街『王府井大街』を教えてもらい、そこだと危険も少ないとのことなので、ホテル前のタクシーをつかまえてそちらに向かう。写真の地図中、右上の赤丸がホテルで、左下、故宮博物院の右の赤く塗られた通りが目的地。

●21:45 タクシー下車
・地図上だと歩いて10分ぐらいか、という距離ですが、実際は車で20分ぐらいかかる結構な距離でした。北京の距離感覚には要注意。現地の人の「すぐ近く」は2~3kmだったりするらしい。
・信号停車中、タクシー運転手のおじさんに地図を差し出し、「今、どこですか?」と日本語で聞いてみたが、返ってきたのは「・・・・・・ごめん、何言ってるかわからん」と言いたげな、困ったような苦笑いのみ。
・タクシーを下車したところで、この旅を通じて最大のトラブルが発生。タクシーを停めてもらうと、ちょうど入れ替わりの乗客が。タクシーを降り、「さあ、行くか!」というところで、後ろから呼び止められる。「○×○×ーー!!」何を言ってるのかはさっぱり分かりませんが、その入れ替わりで乗った乗客が叫びながら手にしているのは、私の財布。どうやらタクシーに置き忘れてしまったようです。。。

その財布は日本で使っている物そのままで、現金数万円、クレジットカード、銀行・郵便局のカード、コピーカード、運転免許証、家の鍵、実家の鍵、職場の鍵、その他もろもろ全部入っていました。夕食時の酒が残っていてかなり酔っ払った状態で、落としていたことには全く気づかず。後から考えれば考えるほど冷や汗ものです。もし入れ替わりの客が財布に気づかなかったら? もしそのままネコババしてたら? そもそも入れ替わりの乗客がいたことが奇跡的です。降りたタクシーに次の客が乗り込むなど経験がありません。神の存在を信じたくなるような一件でした。
・きれいにライトアップされた、デパートが立ち並ぶ街中にポツンとたたずむ教会。札幌の時計台と雰囲気がよく似ています。観光名所のようで、カメラを手にした観光客が数多くいました。

・繁華街を南に下る。

・繁華街は途中から歩行者天国に。札幌でいうと "すすきの" を想像していたのですが、"大通" 近辺のデパート街に近い雰囲気です。やたらと『ケンタッキー・フライドチキン』の店舗が目につきます。1ブロックに3店舗も。

・なにやら賑わっている店があったので、覗いてみることに。
 
・店は観光客相手のみやげ物品店のようです。『一律○○元!』の札があちこちに。ここまでの観光地のみやげ物品店はどこも「高いなぁ」という印象でしたが、ここへきてようやく、「安い!」中国のイメージ通りのお得な価格の店に辿り着けた感じです。ここぞとばかりにTさんとお土産品を買い漁る。他の旅行メンバーも連れてきたかったところです。

・中国のデパートでの買い物の仕方は少々面倒くさいです。まずは、希望の品をそばにいる売り子さんに差し出すと、手持ちのボールペンでせっせとなにやら書類作成。しばし待たされた後、三枚綴りくらいの証書を手渡される。商品はその場ではもらえません。

・先の証書を、店内にある『支払所(?)』に持っていき、料金を支払い領収書を受け取る。その領収書を元の売り場まで持ち帰り、証書を書いてくれた売り子さんに手渡すと、ようやく商品が受け取れます。
・デパート内のちょっと高級そうな真珠のネックレスの並ぶガラスケースを眺めていると、早速若い女の子の店員さんに捕まる。私が外人であることを見て取ると即座に英語に切り替えて対応。毎度、中国のみやげ物店の店員の語学力には目を見張るものがあります。「アナタハ韓国人? インドネシア? ベトナム? ・・・・・・・」の質問に「Japanese」とひと言返答したとたん、店員さんの目の色が変わり、ショーケースの向こう側から出てきたかと思うと、私の腕をとりつつ必死のセールス。真珠の表面をハサミで削って見せ「これ、ニセモノじゃないよ! これでたったの三千円!!」の必死のアピール。「奥さんや恋人のお土産にどう?」と言いかけるが、私の何もついていない薬指をつまんで、「こいつダメだ……(タメ息)」の表情。気を取り直して「お母さんへのお土産に……」と更なる攻撃を仕掛けてくるところをどうにか逃れてきました。『日本人は金モチ』というブランドは未だに健在なのだと実感した一件です。

●22:35 タクシー乗車。ほどほどなところで帰途に着く。
・しばし空いているタクシーをつかまえるのに手間取った後、ようやくタクシーに乗り込む。手持ちの地図上の一点を指し示し、「ここ(シェラトンホテル)に行って下さい」と言うと、運転手から訝しげにまじまじと顔を眺められる。「本当にここなの?(中国語)」と確認され、「そうだ」と答えてようやく出発。どうも北京での超高級ホテルに似つかわしくない粗末な身なりで疑われてしまったようです。
・タクシーのラジオからは「Knock knock knocking the heaven's door ~~♪」とどこかで聴いたことのあるメロディーが流れてきました。「あ~、この曲聴いたことある~」とリアクションをとると、言葉が通じないながらも、タクシーの運ちゃんもニヤリ。なかなかアグレッシブな走りをしてくれるので、「オー!」とか「ワー!」とか言いつつ、周りの景色を物珍しげにキョロキョロ見回していると、タクシーの運ちゃんは気を利かせ、「オレのドライビングテクニックを見せてやる」とでも言うように、北京の片道四車線はありそうな広い道路を他の車をビュンビュン抜きながら走ってくれました。

●22:50 ホテル着。宿泊は日本(札幌)にもあるシェラトンホテル。北京ではかなりの高級ホテルのようです。ロビーなどで見かける宿泊客は西洋人が大半を占めていました。
 
・部屋からの眺めと室内の様子。部屋番号は忘れてしまいましたが、10階くらいだったと思います。一人部屋なのですが、でっかいベットには枕が5つも。どうやって使うの??

●23:50 就寝。本来ならまだ起きていたいところだが、翌朝は4時半モーニングコール、5時半出発の強行スケジュール。おとなしく12時前に寝ることに。
~~~~~~~
⇒⇒⇒【旅】中国(秦皇島・北京)旅行 まとめ

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6 コメント

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Regret! (コントラバスの人)
2009-01-09 22:09:46
>連絡先も聞かないままそれきりで、ちょっと後悔
あーあ。
返信する
あらら・・・ (もりりん)
2009-01-09 22:38:31
>連絡先も聞かないままそれきりで、ちょっと後悔
もったいな~い。
返信する
人真似的便乗 (うし)
2009-01-10 07:34:41
あ~あ
返信する
では私も (ぴかりん)
2009-01-13 19:26:17
>連絡先も聞かないままそれきりで、ちょっと後悔
ざ~んね~ん


たとえ連絡先きいてたとしても何がどうなったわけでもないだろうし……
ご縁があれば、またどこかで会う機会があるでしょう。

しかしこの手のネタには食いつきがいいですねぇ。
【恋愛記録】なんて書き出したらアクセス数倍増の予感。
実話となると生生しいので、小説くらいがいいかもしれません。

ぴかりん作小説 『恋愛記録』 近日公開!!

……の予定はありません。
返信する
純子が現れたよ~ (純子)
2009-01-17 14:28:45
ぴかりんさん、こんにちは、お元気ですか。
旅行記録を拝見して、感動しました。ありがとうございました。
特に、「こんな娘さんを嫁にもらう男はさぞや幸せだろうなぁ~と思わせる、面白カワイイ娘さんでした。」*へへ*
これを目指してがんばりますよ~

返信する
『縁』 (ぴかりん)
2009-01-17 22:54:59
純子ちゃん、いらっしゃ~い♪
感動してもらえて、旅行記を書いた甲斐がありました。

このような形で再会できるとは『縁がある』ということなのですね、きっと。
数多くの偶然の積み重ね。
今回は『人の縁』の不思議をつくづく感じました。

中国でお世話になったお礼に、何でもごちそうするぞー!
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