厚労省より「新型コロナウイルス感染症診療の手引き.別冊 罹患後症状のマネジメント第2版」が公開されました.渡辺宏久先生(藤田医科大学医学部),高尾昌樹先生(国立精神・神経医療研究センター病院)とともに神経領域を執筆しました.6月の1.1版後に報告された知見を踏まえてアップデートいたしました.
long COVIDについて講演をさせていただくと,しばしば「単なるメンタルの病気ではないことが分かりました」との感想を頂きます.まさにその通りで,原因として持続性抗原の存在(持続感染),潜在性ウイルスの再活性化,慢性の神経炎症の関与が示唆されています.将来的にはそれらを検出するバイオマーカーにより診断・分類がなされ,病態に合った治療が決められるものと思います.それが実現するまでは,少なくとも侵襲がなく副作用が少ない,現時点でのエビデンスを踏まえた対症療法を行い,患者さんを支援することになります.そのための手引きとしてご活用いただければ幸いです.
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long COVIDについて講演をさせていただくと,しばしば「単なるメンタルの病気ではないことが分かりました」との感想を頂きます.まさにその通りで,原因として持続性抗原の存在(持続感染),潜在性ウイルスの再活性化,慢性の神経炎症の関与が示唆されています.将来的にはそれらを検出するバイオマーカーにより診断・分類がなされ,病態に合った治療が決められるものと思います.それが実現するまでは,少なくとも侵襲がなく副作用が少ない,現時点でのエビデンスを踏まえた対症療法を行い,患者さんを支援することになります.そのための手引きとしてご活用いただければ幸いです.
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