アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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騎馬立ちで内腿強化…♪

2015-08-03 10:05:33 | Weblog
「う゛~~ん、ビシっとお腹が決まってる感じがしない~
あ゛あ…
「ここ!っていうところに今日は行き当たらない…
そうか…、分かるなぁ、その感覚。
傍目には何の問題もない。
骨盤は真っ直ぐに支えられてるし、トルソーも真っ直ぐに安定している。
ルルヴェの重心がズレるわけでもないし、膝が伸びないわけでもない。
でも、“あともうちょっと、ここを…”とか“ここがもうちょっと…”とか、言葉では上手く言えないけれども身体が訴えてくるときがある。
「ちょっと体幹の筋トレやってみるか…」
腹斜筋を働かせるエクササイズをしてみる。
もう一つ。体幹トレーニングの定番、前腕と足指で全身を支えて静止するエクササイズ。
頭の先からカカトまでが1本の棒のように、あるいは平らな板のような姿勢になる。
そのままで45秒。
ノリのいいレッスン曲を流してあげる
「おぉぉ、いいねぇ。全然ぐにょぐにょしなくなったじゃないの。いいわよぉ
はい、終了。
どう、お腹の感じは?
「ん~、さっきよりも力の入れどころがはっきりしてきた感じ」
よし。
「すごぉぉぉい…
マユミさん
このエクササイズはね、前腕と足指で全身を支えている間、お腹が緩んじゃいけないの。
背面も板のように平らにするんだけど、前面も平らにしておくのがポイントなのよ。
「お腹をグッ とひっこめて…?」
うん、そう。
ちょっとやってみる?
「イヤです、けっこうです
うん、そのうちにね。
さて、今回は下半身、とくに内腿強化のエクササイズをちょっと多めにやってみましょう。
両足を肩幅に開いて立ちます。
膝を緩めてストン と腰を落とします。このとき骨盤を掬い上げるような姿勢や、逆にお尻を突き出すような姿勢にならないように気を付けましょう。
腿の間にバスケットボールを挟んでいるイメージで、そのボールを押し潰すように内腿をしめます。8カウントゆっくり息を吐きながら。
1回8カウントで息を吐ききったら膝を軽く伸ばしてリラックス。
この繰り返し。
はい、もう一度
「…ちょっと自分の内腿に手を置いてみて…。固くなってる部分がいくつかあるでしょ。股関節に一番近いところにあるのが内転筋、膝上の内側が縫工筋」
こうした内腿の筋肉群、とくに縫工筋が弱くなると膝関節周りの靭帯を引き上げておけなくなって靭帯が下がる。
つまり大腿骨が下がって脛骨とぶつかるようになり、上体(=骨盤から上)の重量に圧迫されて膝関節が外へ外へとズレていく。
そして変形性膝関節症になる、というワケ…、単純に説明すればね。
「…う゛~~
そうなると膝だけでは済まない。
その影響は足首にも股関節にも及ぶ。
「…ぬ゛~~~ん…
女性のほうが骨粗鬆症になりやすいから変形性膝関節症の発症率も高いけど、男性だって発症するのよ。
「…ぬ゛~~~ん…
だからね、簡単に気軽にできるエクササイズで予防しましょうね。
この騎馬立ちのエクササイズ、ふと思いついたときに1回、また思いついたら1回と言う具合にやってみてください。
コメント
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