少し前から気になっている文庫本があった。
書店で文庫本のコーナーを巡るときに、毎回カバーに目を止めてはいた。
ま、タイトルは面白そうなんだけどねぇ…。
ん~、知らない作家だなぁ…。
手に取って後ろの紹介文を読んでみる。
ふ~ん、史実に基づいてるのかぁ…。
さてなぁ…。
と手にとっては戻し、手にとっては戻しして2か月。
先日も文庫本コーナーを巡っていたら、やっぱり平積みになっているのが目に入った。
よし、ま、読んでみよう。
幕末という時代とマラソンの取り合わせがちょっと面白そうだし…。
という次第で、読みました。
『幕末まらそん侍』 土橋章宏著 ハルキ文庫
一話完結の短編5本、それぞれ主人公が異なる。
ボケ&つっこみのような勘定方の二人組、志半ばで帰藩し謹慎中の若侍、数代に亘って藩士に身をやつしている草の者、貧しい足軽、老いた侍と九歳の少年。
5話、あっさり読み通せてしまう。
物語の背景や情景が詳細に書き込まれているわけでもない。
物語の彩りとなるような大がかりな仕掛けもなければ謎もない。
ドラマティックな文体でもない。
2話目の主人公と3話目の主人公がその後の物語でちょいと面白い色を見せるくらい。
正直いって、
いぃやぁぁ、面白いものをよんだぁ
とは思わなかった
これってさぁ、どっちかというとさぁ…
読み物というよりも、脚本のネタなんじゃないのぉ?
これを脚本にして演出家が肉付けしたり色をつけたりして膨らませる。
そしてそれぞれの役柄に相応しい役者が演じれば…。
それなりに面白い見ものになるんじゃないのかなぁ。
謹慎しているハズの若侍が別の顔で姿を見せるところなんかとくに、映像向きでしょ。
それに5話の終盤あたりなんて、全体の大団円って感じでやっぱり映像向きだよねぇ。
と思ったら、著者はもともと脚本家で、さらには去年公開された映画
『超高速!参勤交代』
の脚本家であり作者だった…、なるほどね。
映像化されて原作を越えるものはまぁほとんどないが、映像化することを前提とした原作ってあるわけよね。
ふぅぅん、映画になったらちょっと見てみたいかも…、と思わなくもないな
書店で文庫本のコーナーを巡るときに、毎回カバーに目を止めてはいた。
ま、タイトルは面白そうなんだけどねぇ…。
ん~、知らない作家だなぁ…。
手に取って後ろの紹介文を読んでみる。
ふ~ん、史実に基づいてるのかぁ…。
さてなぁ…。
と手にとっては戻し、手にとっては戻しして2か月。
先日も文庫本コーナーを巡っていたら、やっぱり平積みになっているのが目に入った。
よし、ま、読んでみよう。
幕末という時代とマラソンの取り合わせがちょっと面白そうだし…。
という次第で、読みました。
『幕末まらそん侍』 土橋章宏著 ハルキ文庫
一話完結の短編5本、それぞれ主人公が異なる。
ボケ&つっこみのような勘定方の二人組、志半ばで帰藩し謹慎中の若侍、数代に亘って藩士に身をやつしている草の者、貧しい足軽、老いた侍と九歳の少年。
5話、あっさり読み通せてしまう。
物語の背景や情景が詳細に書き込まれているわけでもない。
物語の彩りとなるような大がかりな仕掛けもなければ謎もない。
ドラマティックな文体でもない。
2話目の主人公と3話目の主人公がその後の物語でちょいと面白い色を見せるくらい。
正直いって、
いぃやぁぁ、面白いものをよんだぁ
とは思わなかった
これってさぁ、どっちかというとさぁ…
読み物というよりも、脚本のネタなんじゃないのぉ?
これを脚本にして演出家が肉付けしたり色をつけたりして膨らませる。
そしてそれぞれの役柄に相応しい役者が演じれば…。
それなりに面白い見ものになるんじゃないのかなぁ。
謹慎しているハズの若侍が別の顔で姿を見せるところなんかとくに、映像向きでしょ。
それに5話の終盤あたりなんて、全体の大団円って感じでやっぱり映像向きだよねぇ。
と思ったら、著者はもともと脚本家で、さらには去年公開された映画
『超高速!参勤交代』
の脚本家であり作者だった…、なるほどね。
映像化されて原作を越えるものはまぁほとんどないが、映像化することを前提とした原作ってあるわけよね。
ふぅぅん、映画になったらちょっと見てみたいかも…、と思わなくもないな