アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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ポール・ドゥ・ブラ…♪

2016-08-05 10:21:41 | Weblog
センター・レッスン。
バットマン・タンジュはポール・ドゥ・ブラを合わせて。
タン・ルヴェを練習したあと、先週練習したパ・ドゥ・シャからのアンシェヌマン。
ん~、ふたりとも、ポール・ドゥ・ブラにちょいと問題があるねぇ。
ポジシオンやアウトラインが決まっていないというか、まだ身に付いていないというか…。
よし、ポール・ドゥ・ブラの練習をしましょう。
以前にアン・ファスで練習したことを覚えてますね?
あのときは、それぞれのポジシオンにおいてアームスがどんなアウトラインを描くのかも確認しました。
あれが基本の≪基≫。
今度はクロワゼで1番から4番までをまず確認してみましょう。
右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バ。首を少し左に傾けて視線を床に向けます。
これが準備のポジシオンでもあり、1番から4番まで、必ずこのアン・バのポジシオンに戻ります。
アン・バから両腕を同時に引き上げてアン・ナヴァン、腕の動きと同時に視線も手先の方に引き上げます。
両腕をア・ラ・スゴンドに開いていきます。視線は右の指先を追います。
首を少し後方に傾けてエポールマン。
腕をさらに引き伸ばすようにしながらアン・バに戻ります。
両腕をアン・ナヴァンまで引き上げたら右をアン・オー、左をア・ラ・スゴンドに。
左右の腕の位置を入れ替えて大きい3番。
両腕をアン・ナヴァンに集めてもう一度右アン・オー、左ア・ラ・スゴンドに。
両腕をア・ラ・スゴンドに開いてからアン・バに戻ります。
両腕をアン・オーに引き上げながら左下をのぞきこむように。
右斜め上を見上げるように。
両腕をア・ラ・スゴンドに開いてからアン・バに戻ります。
両腕をアン・ナヴァンまで引き上げたら左手のひらを顔に向けて、アン・オーよりも少し下がった位置に。右アームスは後ろに引いてアロンジェ。
ア・ラ・スゴンドを通過して前後の腕の位置を入れ替え、4番アラベスクのアームスに。
両腕をアン・ナヴァンに集めてからはじめのポジシオンに。
両腕をア・ラ・スゴンドに開いてからアン・バに戻ります。
音楽に合わせて練習するときは、
×2回→×1回→×2回→×1回
です。
腕のポジシオンと首=顔の向きの関係がちょっと難しくて、はじめはいろいろと迷うこともあるでしょう。
少しずつ修正しながら整えて、正しく美しいポジシオンが守れるように練習しましょう。
のポジシオン。
アン・オーに上げた腕とともに上体を少しだけ後ろに引き上げて、アームスの内側のラインに右頬のラインを添わせるようにイメージしましょう。
トルソーを真っ直ぐにしたまま、下から見上げるポゼもあります。
首の後ろが縮んでアゴが上がらないように気を付けて。
斜め下をのぞきこむように傾けるときは傾ける側のウエストが縮まないように、斜め上を見上げるときにはトルソーが捻じれたりアゴが上がったりしないように気を付けましょう。
はもっとも難しいポジシオンですね。
アン・オーより少し下がった位置で手のひらが顔に平行になるようにしますが、手のひらを手鏡だとイメージして、その手鏡を見上げるようにするといいですよ。肘が内側に落ち込まないようにしっかり開いておきましょう。
そのポジシオンから4番アラベスクにアームスのポジシオンを変えるとき、後ろ側に引き伸ばす腕の肩が上がりやすくなりますから気を付けて。
前側の指先から後ろの指先まで、滑らかな直線を描くようにしましょう。

正確なポール・ドゥ・ブラは美しいだけでなく、トルソーのコントロールを助ける大事な役目もありますから、何も考えなくても正確にアームスが動くようになるまで、丁寧に繰り返し練習しましょう
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