アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

ルティレとピルエット…♪

2016-11-05 10:29:34 | Weblog
バー・レッスン
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの最後の部分、ルティレ-ポゼに移行するところ。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドの脚を引き上げてルティレ、そしてポゼ。
お…っ
「ね、ね、ユキさん、今の脚のコントロール、意識してそうした…?」
「え…?いえ、意識はしてなかったですけど…?」
「いまの膝の引き上げ方、カンペキだったのよぉぉ
「え゛…
あのね…。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからきちんとターン・アウトを守ってルティレに引き上げるには
膝から下をわずかに内側に巻き込むようなコントロール
をするといいの。
といういのは、ただ単に膝を引き上げるだけだと、膝下がかすかに後ろに撥ねて、そのせいで股関節のターン・アウトが崩れることがあるから。
とくにデリエールの脚をルティレに引き上げる場合はそうなりやすいわね。
膝下のコントロールを考えて、もう一度ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからルティレに引き上げて、ポゼしてみて。
……
どぉ?
「安定しているというか、引き上げた脚がラクだというか…
でしょぉぉ…。
ホントにキレイなルティレが出来てるわよ
…と、いうことは…。
よし、アレを練習しよう
両手バーで右脚前5番ドゥミ・プリエ→右脚ルティレ-左脚ルルヴェ→右後4番ドゥミ・プリエ→右脚ルティレ-左脚ルルヴェ→右脚前5番ドゥミ・プリエ→…………
4回目は右後5番ドゥミ・プリエに下りて、左側を続けます。
4番ドゥミ・プリエのときに低い3番でクロワゼのアームス。
4番ドゥミ・プリエからルティレ-ルルヴェに立ち上がるとき、ルティレする脚の膝下が後に撥ねないように気を付けること。
はい、音楽でどうぞ

あら、まぁぁ…
スパッとルティレに立ち上がれてる、キレのいい動きだわぁぁ。
どぉ?
「ん~、安定してるっていうか…、余計な力が入ってないっていうか…
うん、うん、そうよね。
じゃぁね、そのままピルエットの練習しよ
でね、ちょっとおおげさなイメージなんだけどね…。
左前4番ドゥミ・プリエから右にピルエット・アン・ドゥオールをする場合。
ルルヴェに立ち上がりながらトルソーは右に方向を変え始める→だから、右に90度方向が変わったところでルティレを完成させる
つまり、膝下を正面=アン・ファスに向かって引き上げるのではなく、右に90度のところに向かって引き上げるの。
そうするとね、ルティレのターン・アウトをきちんと守れる。
ただし、顔だけは正面に残しておいてね。
そして、もう一つ。
回転が終わって両手をバーに置くまで、ルティレを崩さないこと。
じゃ、ルティレ-ルルヴェとピルエットを交互にやってみましょう。
音楽でどうぞ

おぉぉ、キレイなピルエットが出来てるじゃないのぉぉ…、いいわよぉぉ…
ね、ね、自分で分かった?
「コレだぁ…って…
うん、そうでしょぉぉ
センターでのピルエットもそのコントロールよ
コメント
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