書店の在庫の関係で順番が逆になりましたが、シリーズ4作目。
『鬼煙管 羽州ぼろ鳶組』 今村翔吾著 祥伝社文庫
本作の舞台は京都です。
西町奉行長谷川平蔵さまの意を受けて源吾さんは京に上ります、星十郎さんと武蔵さんが同行。
そこで出会うのが平蔵さまの嫡男銕三郎さん、29歳。
銕三郎さん、源吾さんには何故か敵愾心を抱いてて、それを隠そうともしません。
前にも言いましたけどこの銕三郎さんが後の、池波正太郎描くところの鬼平さんです。
で、京都では怪事件が頻発していて、それが火を使った事件。
なぜ、火の気のないところから突然発火するのか
だれが、何のために…。
京の人々は妖怪の仕業だの祟りだのと騒いでいますが、長谷川さまも源吾さんも下手人は人だと、惑わされることはありません。
絡繰り師の師弟との出会い、星十郎さんがもっている化学知識、銕三郎さんの地道な聞き込みなどから少しずつ手がかりを手繰り寄せていき…。
とぉんでもねぇヤツが黒幕でね
大本となる事件は決着しますが、多くの痛みを伴っています。
長谷川さまは炎のなか落命されますし…
でもちょっといいことも…。
水絡繰り師の六代目は女性ですが、この女性と武蔵さんの間にロマンスの気配
あれ、でも江戸と京都じゃ遠距離恋愛だな…
また本作にも一人、今後の主要人物となりそうな好漢が登場します。
蟒蛇(うわばみ)こと淀藩定火消頭野条弾馬(のじょう だんま)さん。
上方言葉でいでたちは武士だが、源吾さん曰く、中身は渡世人なんじゃないかと疑っちゃうほどの無頼ぶり。
火消としての腕は折り紙つきだがいつも酒を飲んでいる、よって蟒蛇…
源吾さんとは相通じるものがあって、息の合った働きをしてますね。
京での働きを終え、源吾さんたちは江戸へ戻ります、そしてシリーズ5作目『菩薩花』へと続くわけです。
『菩薩花』のなかで、“先代平蔵”といっていたのは、そういうことだったんですね
『鬼煙管 羽州ぼろ鳶組』 今村翔吾著 祥伝社文庫
本作の舞台は京都です。
西町奉行長谷川平蔵さまの意を受けて源吾さんは京に上ります、星十郎さんと武蔵さんが同行。
そこで出会うのが平蔵さまの嫡男銕三郎さん、29歳。
銕三郎さん、源吾さんには何故か敵愾心を抱いてて、それを隠そうともしません。
前にも言いましたけどこの銕三郎さんが後の、池波正太郎描くところの鬼平さんです。
で、京都では怪事件が頻発していて、それが火を使った事件。
なぜ、火の気のないところから突然発火するのか
だれが、何のために…。
京の人々は妖怪の仕業だの祟りだのと騒いでいますが、長谷川さまも源吾さんも下手人は人だと、惑わされることはありません。
絡繰り師の師弟との出会い、星十郎さんがもっている化学知識、銕三郎さんの地道な聞き込みなどから少しずつ手がかりを手繰り寄せていき…。
とぉんでもねぇヤツが黒幕でね
大本となる事件は決着しますが、多くの痛みを伴っています。
長谷川さまは炎のなか落命されますし…
でもちょっといいことも…。
水絡繰り師の六代目は女性ですが、この女性と武蔵さんの間にロマンスの気配
あれ、でも江戸と京都じゃ遠距離恋愛だな…
また本作にも一人、今後の主要人物となりそうな好漢が登場します。
蟒蛇(うわばみ)こと淀藩定火消頭野条弾馬(のじょう だんま)さん。
上方言葉でいでたちは武士だが、源吾さん曰く、中身は渡世人なんじゃないかと疑っちゃうほどの無頼ぶり。
火消としての腕は折り紙つきだがいつも酒を飲んでいる、よって蟒蛇…
源吾さんとは相通じるものがあって、息の合った働きをしてますね。
京での働きを終え、源吾さんたちは江戸へ戻ります、そしてシリーズ5作目『菩薩花』へと続くわけです。
『菩薩花』のなかで、“先代平蔵”といっていたのは、そういうことだったんですね