アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

オン・テンポに初挑戦…♪

2019-12-13 10:11:36 | Weblog
両手バーで1番ポジシオン。
(ドゥミ・プリエ→ルルヴェ)×4→(ロール・アップ→ア・テール)×8
最後にもう一つロール・アップしてアン・オーで静止。
はい、どうぞ

お、いいね、ルルヴェが高くてキレイ。
ア・テールに下りるのも丁寧でいいわよ
静止するときは串団子の串を上に上にと引き上げるイメージで
うん、いいでしょう。
つぎもいつもやってるエシャッペのシンプルなアンシェヌマン。
右脚前5番ドゥミ・プリエ→エシャッペ→エシャッペ→右脚ルティレ-パッセ→右後5番ルルヴェ→左前5番ドゥミ・プリエ→エシャッペ→エシャッペ→左脚ルティレ-パッセ→左後5番ルルヴェ→右前5番ドゥミ・プリエ⇒…………
まずはゆっくりのテンポでどうぞ

うん、ルティレのお膝がきちんと上がってるからキレイですよ。
ただね、エシャッペで2番ドゥミ・ポワントから5番ドゥミ・プリエに下りる寸前にお膝が曲がってカカトもさがって反動をつけてるところが残念
はい、もう一度

「…そのまま続けてオン・テンポで…それっ…
「うえぇぇぇ…

おぉ、出来たねぇ、出来たじゃない…
「うぇぇ…、大丈夫でしたかぁ…、もう何が何だか…
大丈夫、順番も間違えてないしね、ちゃんと出来てたわよ
もう次のレッスンからオン・テンポでいけるわね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

串に刺さった団子…♪

2019-12-12 17:34:42 | Weblog
バー・レッスンでロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール。
ポイントを確認しながら順番の説明。
ドゥヴァンからデリエールまでロン・ドゥして、ポワン・タンジュ・デリエールから1番ポジシオンを通過してポワン・タンジュ・ドゥヴァンに戻るところ。
動作脚のターン・アウトが失われて、爪先と膝が正面に向いた状態で1番ポジシオンを通過してはいけません
きちんとターン・アウトを守りましょう。
アン・ドウダーン、つまりデリエールからドゥヴァンまでロン・ドゥして、ポワン・タンジュ・ドゥヴァンから1番ポジシオンを通過する場合でも同じことです。
1番ポジシオンはあくまでも両爪先と両膝の外を向く角度が等しいのです。
左脚が正面から85度左を向いているのなら、右脚も正面から85度右を向いていなければなりません。
軸脚のドゥミ・プリエでロン・ドゥ・ジャンブするとき、動作脚の足指の腹が床についてはいけません。
アン・ドゥオールとアン・ドゥダーンのロン・ドゥ・ジャンブが終わって、プリエやカンブレをするパート。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドでカンブレするとき、足指の腹が床についてはいけません
もう一つ大事なこと。
動作脚の動きにつられて骨盤が動いてはいけません
「はぁぁ…、どうして骨盤が動いちゃうんでしょう…
ん~、ヨウさんの場合は、一番の原因は
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンした時点ですでに、動作脚につられて骨盤が前にスライドしてズレている
こと。
骨盤が中心軸から離れたところにズレて、そのままア・ラ・スゴンド→デリエールと脚を動かしていくからお尻を回すように骨盤が動くの。
もう一つの原因はトルソーが軸脚の上に座り込んでいること。
トルソーが軸脚を押し潰してるから、動作脚のターン・アウトに合わせた対応が出来ない。
だから
パール・テールのあとはバットマン・フォンデュ、なんだけど…。
フォンデュをする前のクぺ-プリエは、5番ポジシオン・ドゥミ・プリエと同じだってことは前に説明したよね。
で、そのプリエをさらにイメージで説明するとね…。
頭とトルソーをそれぞれパーツわけして、そのひとつひとつを団子だとする。
つまり頭、胸・胴・腰と4つの団子が真っ直ぐに積み重なっていて、その重なった団子の中心に真っ直ぐ串が刺さっている、それが私たちの上体。
プリエするときの上体は、その串に沿って団子が上下するだけ。
団子のどれか一つだけが斜めにズレるとか出来ないでしょ、串団子なんだから。
「あ、分かります、分かります、イメージしやすぅい…
分かったところでバットマン・フォンデュをどうぞ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリーズ10作目…♪

2019-12-10 08:55:36 | Weblog
ついにシリーズ10作目。
記念すべき10作目ってことなのか、二重のカバーがかかっています。

               

上側のカバーがこれ。
若き日の、火消になりたての頃の源吾さんでしょうね。

               

下のカバーがこれで、現在の源吾さんでしょう。
『黄金雛 羽州ぼろ鳶組零 今村翔吾著 祥伝社文庫
火消として次世代を担うであろう若い火消たち、黄金(こがね)の世代と呼ばれた源吾さんたちが、親世代に逆らってまでも大活躍しています。
親たち、勘九郎さんの父上“黒虎”大音謙八、源吾さんの父上“鉄鯢”松永重内、柊与一さんの祖父“海鳴”柊古仙、そして源吾さんが誰よりも憧れた尾張藩火消“炎聖・鳳”伊神甚兵衛。
源吾さんたちも、現在のような二つ名ではなくてね。
加賀鳶“八咫烏”大音勘九郎 黒烏
い組“縞天狗”漣次 小天狗
よ組“蝗”秋仁 稚蝗(ちこう)または飛蝗(ばった)
に組“九紋龍”辰一 空龍
そして新庄藩火消方頭取“火喰鳥”松永源吾 飯田町定火消“黄金雛”
これが黄金の世代
新庄藩火消方頭取となった現在でも源吾さんの火消羽織の裏には鳳凰が描かれていますが、これは伊神甚兵衛さんにあやかってのこと。
伊神甚兵衛、通称“鳳”甚兵衛さんは、源吾さんたちとその親世代との中間にあたる世代の火消。
ですが、ある陰謀によって尾張藩火消は全滅、甚兵衛さんも死んだものと思われていましたが…。
毒煙を用いた火付が起きるようになり、武家町方の別なく全火消が総出で事件解明に奔走します。
そんな中、親世代たちは次世代を危険から遠ざけようとしますが、源吾さんたちが大人しく言うコトきくもんじゃない
ついに親世代に認めさせ、現場に乗り込むのですが…。
そこに、源吾さんにとっての辛く哀しい現実がまっています
勘九郎さんにとっても胸の痛いことが、ね。
ま、なにはともあれシリーズ1作目から9作目までのオールスター勢揃いって感じです。
“魁”武蔵さんはまだ幼い火消見習いとして姿を見せています。
さらには源吾さん配下の纏師彦弥さんは、お寺で養われている孤児で名前だけでてきますし、寅次郎さんは頭角を現し始めた若手力士として名前が出てきます。
そして源吾さんたちが密談するために集まった場所が『錠屋』という蕎麦屋ですが、そこから暖簾分けした店として『小諸屋』の名も出てきますよ。
シリーズ1作目から読んでいる読者にとっては随所に
お…っ お…っ
となるお楽しみがちりばめられている10作目です。
それにしても源吾さんと勘九郎さんの関係、雛の頃から変わらないのね
日頃は敵愾心むき出しで反目しあってるのに、いざとなったら誰よりも信頼できるのがお互いだなんてね。
そして、シリーズ7作目『狐花火』で、源吾さんの脳裏に浮かびずっとひっかかっている人物、それがもしかして
この人ぉ…っ
って感じの暗示にもなってて…。
ん~、これからが楽しみですなぁ…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“檜男”―ぴのきお―…♪

2019-12-09 10:01:17 | Weblog
金曜日の23時からNHKのEテレで『にっぽんの芸能』という番組が放送されてます。
先週金曜日の内容はちょっと目新しいものでした。
日本舞踊協会の公演で
檜男―ピノキオ―
です。
ピノキオもおじいさんも、見世物小屋の人形たちもみんな和物になっています。
ふたりの悪者、女の方はポンパドゥール夫人のような洋装、男のほうは“銀魂”の銀ちゃんみたいな風体だったのも可笑しかった
こおろぎの語りとして坂東巳之助丈のナレーションが随所に入って、分かりやすかったですよ。
おじいさんとこおろぎ以外は人形振りのようにちょっとカクカクした動きをしたりね。
人形振りといっても歌舞伎の“櫓のお七”みたいに完全に文楽人形の動きを写したものではないの。
動きを止めるときや階段を降りるときなどに、人形だと印象付けるためにカクカクした動きをするという感じでした。
音楽も和楽器で、クライマックスの部分ではあの“星に願いを”を三味線で演奏
楽しい演目でしたよ
私は不勉強でよくは知らないのですが、日本舞踊にはいくつかの流派がありますよね。
藤間流とか、京舞とか…。
日本舞踊協会はそのような流派を超えて、さまざまな流派の方たちが集まった団体のようです。
日本古来のお話ではなく洋物のお話を舞踊に仕立てるというアイデアも素敵ですよね。
日本舞踊でのシンデレラや白雪姫を見てみたい。
なにしろ“鷺娘”の元は“瀕死の白鳥”ですからね。
そのうちバレエと日本舞踊の合作なんてことも出来たりして…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パ・ドゥ・ブーレを2種類…♪

2019-12-08 11:07:37 | Weblog
それじゃぁね、普段センターで練習しているパをもう一度両手バーで練習しましょう。
膝を緩めずにしっかり立つ、重心移動を素早く、etc.etc.
いろんなことを注意しながら丁寧にやりましょう。
まずはパ・ドゥ・ブーレ・シュル・レ・ポワントを。
右脚前5番→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚プリエ→右脚にピケ-左脚後5番ドゥミ・ポワント→右脚をア・ラ・スゴンドに開いて2番ドゥミ・ポワント→左脚前5番ドゥミ・プリエ⇒左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚プリエ→左脚にピケ-右脚後5番ドゥミ・ポワント→左脚をア・ラ・スゴンドに開いて2番ドゥミ・ポワント→右脚前5番ドゥミ・プリエ⇒…………
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドの脚にピケして立つとき、もう一方の脚を5番ポジシオンの後に引きつける動きと前に引きつける動きと2種類あることは以前に説明したよね。
今回練習するのは後に引きつける動き。
終りの5番プリエは後からの足が前になる。
じゃ、いきますよ、どうぞ

おぉ、ルルヴェが高い、いいね
お膝もよく伸びてる。
ただね、ちょいと惜しい。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド-プリエ→2 右脚にピケ、左後5番ドゥミ・ポワント→3 2番ドゥミ・ポワント→4 左前5番→
なんだけど、
「ヨウさんは、カウント2のところでピケしてからもう一方の脚を引きつけるのが遅れてる。少し大げさにいうと、ピケと同時に5番ドゥミ・プリエが出来上がってる感じに、後からの脚を素早く」
ピケしてから“よっこいしょ”ともう一方の脚を引きずってくるようじゃ だぜ。
はい、もう一度

はぁい、よく出来ましたぁ
もうひとつのパ・ドゥ・ブーレ、今度はパ・ドゥ・ブーレ・ピケを。
ヨウさん、このパは初めてだよね。
まず、一緒にゆ~~っくりやってみましょう。
右脚前5番→左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール-右脚プリエ→左脚ピケ、右脚ルティレ・ドゥヴァン→右脚をア・ラ・スゴンドに開いてピケ-左脚ルティレ・ドゥヴァン→左脚前ドゥミ・プリエ-右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒右脚ピケ-左脚ルティレ・ドゥヴァン→左脚をア・ラ・スゴンドに開いてピケ-右脚ルティレ・ドゥヴァン→右脚プリエ-左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒…………
ルティレは必ずドゥヴァン、膝の前に爪先をおくこと。
2つ目のルティレの爪先で軸足を伝っていけば必然的に5番ポジシオンの前側に下ろせるから、そのまま後ろ側の脚をク・ドゥ・ピエにひきあげればいい
ク・ドゥ・ピエの脛が膝の方に撥ね上がらないように気を付けましょう
じゃ、やってみましょう、どうぞ

おぉぉ、よく出来たねぇ
「ルティレはドゥヴァンっていうことを一度も間違えなかったじゃない、いいわよぉ、上手。初めてのときは、ルティレが適当なところにズレちゃう人もけっこういるけど、ヨウさんってソレがないのね。ドゥヴァンはドゥヴァン、ク・ドゥ・ピエはク・ドゥ・ピエってきちんとしてる
「そうですかぁ、出来てますかぁ… いつもアイさんがやってるの見て、どんな風に動いてるんだろうって思ってたんですけど、コレだったんですね
うん。
実際にやってみると案外シンプルでしょ
これで来週のレッスンからセンター・レッスンのアンシェヌマンの幅が少し広がるね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャンプ力があるんじゃない…♪

2019-12-07 09:39:33 | Weblog
金曜日のアンサンブル・ド・ミューズ
バー・レッスンでグラン・プリエから。
一緒に動きながら注意点を指示したりして声をかける。
尾骶骨を真っ直ぐ地面に突き刺していくイメージよぉ
とか
足の親指の上にお膝を被せていくイメージでね
とか、いろいろ。
それにしてもさ、ヨウさん、ずいぶんと正しいプリエがしっかり出来るようになったねぇ
自分ではまだ自覚出来てないのかもしれないけど、良いところが一杯あるわよ。
自分の最大限のターン・アウトが守れてること
骨盤を真っ直ぐに支えていること
プリエが深くなっていってもトルソーが前傾しないこと
4番ポジシオンのプリエでも中心軸をちゃんと両足の真ん中においていること
ドゥミ・プリエの深さが全部揃っていること
少なくともこれだけあるわよ
「そうですかぁ… 先週はアンシャンテのクラスに参加して5週目でもレッスンしたから、間が空かなかったから調子がいいのかな…
あ、それもあるかもね。
それにしてもねぇ、何度も言うようだけど、大人になってからバレエを始めてまだたったの4か月って人のプリエとは思えないくらいきちんと出来てるよ
バー・レッスンのあとは両手バーでドゥミ・ポワントやタン・ルヴェの練習。
1番ポジシオン→(ドゥミ・プリエ→膝を伸ばす→ルルヴェ→ア・テール)×4→(ドゥミ・ポワント→ア・テール)×8
これはこれまでに何度も練習してきてるから大丈夫ね。
そのあと、
1番ポジシオン→(ドゥミ・プリエ→膝を伸ばす→ルルヴェ→ア・テール)×4→(ドゥミ・プリエ→タン・ルヴェ→ドゥミ・プリエ)×8
「… …」
あ~、大丈夫、大丈夫。
「きちんと1番プリエが出来てるんだから、そのプリエから跳び上がって同じプリエに下りること、高く跳ぶ必要はないからお膝と足首をきちんと伸ばすこと、バーに乗り上げるくらいでいいから前方に向かって跳び上がること、それを守れば大丈夫よ
では、いきましょう、どうぞ

あぁらぁぁ、いいねぇぇぇ…
「1番ドゥミ・プリエに下りたとき骨盤もトルソーも真っ直ぐで姿勢が崩れなかった、それからちゃんと前方に跳べてた、思ったよりジャンプ力あるねぇ
「ホントですかぁぁぁ…
うん、ほんと。
正しいプリエが出来るってことが活きてる
じゃ、つぎ。
シャンジュマンしましょう、右脚前5番から。
はい、どうぞ

よぉし、キレイだ、安定してる
あとはスタミナをつければ でしょ。
16回で息が上がってるようじゃぁ…ねぇ…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリーズ9作目…♪

2019-12-06 09:46:27 | Weblog
続いてシリーズ9作目です。

               

『双風神 羽州ぼろ鳶組
今作の舞台は大坂です。
大坂で“緋鼬(あかいたち)という怪しい火事が頻発しています。
複数個所同時に発火して、その中の一か所を消化すると空気の流れが変わって竜巻が発生するのです。
その竜巻は火災の炎を巻き上げるから赤い色を纏っている、だから“緋鼬”。
なすすべもない大坂に、京から淀藩定火消頭取野条弾馬さんが呼ばれます。
弾馬さん、シリーズ4作目の『鬼煙管』で京で源吾さんたちと力を合わせたあの火消です。
弾馬さんは正確な風向きを知る必要があると見て、星十郎さんの力を借りたいと江戸に申し送ります。
で、星十郎さんとともに源吾さと武蔵さんが大坂に向かうのです。
大坂の火消組織は江戸とは全く異なり、五つの火消組が各々の管轄だけを守っている。
協力したり共闘することもないのです。
それでは“緋鼬”にはたちむかえない、町火消全体が一つにならなければ、と弾馬さんと源吾さんがそれぞれの火消の頭を説得にあたりますがなかなか上手く纏まらない。
星十郎さんはその智嚢の限りを尽くし講じるべき対策が見えてきたようではありますが、今一つ決め手を欠く状態。
でも閃きます、答えを与えてくれるであろう人物がいると。
その人物が京の六角獄舎に繋がれている囚人野狂惟兼
80歳という高齢で静謐な佇まいながら物怪のような人物で、星十郎さんは前回の『鬼煙管』で一度会っている。
で、何故かこの怪老に星十郎さんは気に入られているようで、正解に導いてもらえます。
そして源吾さんは大阪町火消をひとつに結集させるために一芝居。
ここはもう、歌舞伎の“青砥稿花紅彩画”の大川端勢揃いの場を彷彿とさせるような、いやいや仕掛けでいったらその上をいくかって感じの名場面。
いよっ、松永屋…っ、源吾…っ
って大向こうから声が掛かりそう
結果、総力を挙げて星十郎さんの立てた策通りに消火にあたり、“緋鼬”は敗れます
ただそこには星十郎さんにとって辛く哀しい別れも…
無事に大坂での難事件は解決します。
それにしてもさ…。
源吾さんを囲む江戸の火消の面々も皆個性的で好漢揃いだけど、大阪火消の頭たちもなかなかの面子が揃ってるわね。
源吾さんたちを見送る大坂火消と弾馬さんのひそひそ話を類推するに…。
そのうち東西=江戸大坂火消番付みたいなのが出るかも。
東の大関 火喰鳥松永源吾 新庄藩火消頭取 VS 西の大関 蟒蛇野条弾馬 淀藩定火消頭取
東の関脇 赤舵加持星十郎 新庄藩火消風読 VS 西の関脇 流丈 大坂町火消雨組頭
東の小結 魁武蔵 新庄藩火消一番組頭 V S西の小結 釣左 大坂町火消波組頭

なんて想像しちゃう
江戸に限れば
東の大関 八咫烏大音勘九郎 加賀鳶大頭 VS 西の大関 火喰鳥松永源吾 新庄藩火消頭取
でしょうけど、全国版となると…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリーズ8作目…♪

2019-12-05 09:18:30 | Weblog
いよいよ8作目、今作はねぇ…

               

『玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾著 祥伝社文庫
今作の主人公は羽州ぼろ鳶組頭取並の鳥越新之助クンです。
なぁんとっ、新之助クンが火付押し込み強盗の下手人とされて追われてしまうのです
そのうえ新庄藩には30日間の藩士の出入りを禁じるという幕府からの沙汰が下ります。
源吾さんはじめご連枝さまもご家老も、左門さんも、火消組の主だった頭たちも
なんかおかしくねぇか…
って不穏なものを感じ取ります。
面妖だと感じ取ったのは新庄藩の面々だけでなく長谷川平蔵さまも、加賀鳶大頭大音勘九郎さんもです。
田沼さまの命を受けた平蔵さまが精力的に動きます。
勘九郎さまもとりあえず掴み得た情報を源吾さんに伝えようと上屋敷までやってきますが…。
大頭以下1番組から8番組まで各組頭総出、火事装束で行列を組み、木遣りを唄いながら…
当然上屋敷の周囲で監視している大目付配下に見とがめられますが、その駆け引きが面白い。
火事場で火消道具を取り違えた、火消にとって火消道具は刀にも等しいものなので取り替えに来た、と嘯きます。
はいそうですかと通すわけにいきませんから、取り違えたのはアナタのとこの落ち度でしょうが、と食い下がる。
すると勘九郎さま、それには逆らわない、が…っ、組頭のひとり一花甚右衛門さんを呼び
失態を犯したのはこの者、ここで腹を切らせる
と宣言し、甚右衛門さんも調子を合わせて馬上で諸肌脱ぎに…
大目付配下は大いに狼狽え加賀鳶側から折衷案を提示されても即決しかねている、と見るや勘九郎さまと甚右衛門さん、
一花っ
はいっ、すぐ切りますっ
なぁんていう一幕があって勘九郎さんと源吾さんは話し合うことが出来ます。
勘九郎さま、好い漢だねぇぇぇ
で、新之助クンですが、火付にあった商家橘屋の娘を連れて逃げに逃げます。
その間、剣を交えても刃は向けず常に峰でしのいできましたが、ついに刃を向けねば逃げられぬと悲愴な決心をします。
でも、まことに正しきものには天が味方をするのでしょう、新之助クンの脳裏に剣術に打ち込んでいた少年の日に見た光景がよみがえり、それによって峰で敵を打ち倒すことが出来ました
剣客として府下十傑に数えられ、新庄の“麒麟児”と言われていましたが“麒麟”になったんじゃないかなぁ
今回も、町火消の主だった頭たちが軒並み顔を見せましたが、みんな新之助クンの無実を信じて動いてくれた。
秋仁さんは見つけたらうちで匿うと言って探し回り、辰一さんは逃げ道を切りひらくのに喧嘩を演出したり、漣次さんは長谷川さまと話し合ったり、あの進藤内記ですら…、ま、こいつは金に目が眩んでのことだけど…。
源吾さんも苦渋の決断をします。
お家のためを思えば新之助クンを助けられず、新之助クンを守ろうとすればお家が取り潰しにあうかもしれず。
苦悩する源吾さんの背中を深雪さまが押してくれます、さすが深雪さま
お家も新之助クンもどちらも救う、と覚悟を決めた源吾さんにぼろ鳶のみんなも心をひとつにします。
こうしてみんなが力になってくれる、新之助クンの人柄だな。
それにしても、源吾さんが新之助クンを連れてもどるまでの新庄藩上屋敷のお庭を想像すると、うぷぷぷ…
加賀鳶、に組、い組、よ組、め組など主だった鳶の一団が焚火を囲んで消火の振りの小芝居を続けているんですもの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

椎茸のチーズ焼き…♪

2019-12-04 09:27:46 | Weblog
昨日に引き続きおかずの話。
スーパーのきのこコーナーで肉厚の美味しそうな椎茸が並んでいますから

                

椎茸のチーズ焼き。
毎度のことですが、お料理上手の方々に叱られそう
蒸してほぐしたささみと刻みパセリをタルタルソースで和える、風味づけにお醤油をほんの少し。
これを椎茸の傘に詰めてチーズをのせ、オーブントースターで5分。
以前に作ったのは細かく刻んだベーコンと小口切りの葱を炒めて味噌とマヨネーズで味付け。
これを傘に詰めてチーズをのせ、オーブントースターで5分。
工夫次第でチーズ焼きの幅が広がりますよね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポトフもどき…♪

2019-12-03 09:02:44 | Weblog
グリーンサラダなどが食卓に上る回数が減って、鍋物とかシチューなどが増えてきました。
お腹、身体が温まるものが美味しく感じるみたいです。

               

ポトフもどき
なぜ“もどき”かといいますと、お料理上手な皆様からお叱りを受けそうですが、市販の鍋つゆを使っているからです。
鳥もも肉はから揚げ用にカットされたものを買ってきたし、人参は皮付きのまま乱切りにしただけ、キャベツは8分の1にカットして芯つきのまま、冷凍室に常備しているブロッコリーを取り出して…、と料理といえるほどの手間ではありません
ただ単純に弱火で時間かけて煮込んだだけ。
薄味にしておいて、食べるときに塩や柚子胡椒などで味をきめればいいかなって…
さてつぎは、トマトベースのスープかなぁ…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意味が分かれば…♪

2019-12-02 14:42:33 | Weblog
このところちょいちょいバレエの基本の≪基≫の話をしてるけど、バレエの用語ってフランス語。
それぞれのポジシオンや方向を示す言葉も、パの名前もね。
だって“歩み”とか“ステップ”という意味だしね。
だからパの名前の意味が分かると、
なぁるほど、そうかぁ…
って、なぜそう動かなくちゃいけないのかとか、動きをイメージしやすくなるわね。
だからちょっとだけ説明しちゃおうかなと思って…。
まず普段のレッスンで身近なものをね。
アッサンブレ
集めるという意味の言葉から採られているの、英語のアッセンブルと同じ。
だから片方の脚を振り上げて跳び上がったら、空中で両脚を5番に集めてから着地する動き、となります。
ジュテ
…を投げる、放る、あるいは(身体の一部を)ある方向に素早く動かす、突き出すという意味の言葉から。
バー・レッスンでのバットマン・ジュテだったら、ドゥヴァンやア・ラ・スゴンド、デリエールに動作脚を突き出す。
バットマンも打つという意味がある。
センター・レッスンでのジュテといえばプティ・ジュテ(小さいジュテ)とグラン・ジュテ(大きいジュテ)
プティ・ジュテ:片方の脚を床を擦るように投げ出して跳び上がり、跳び上がった方の脚をクぺに引きつけて着地。跳び上がるときと同じ位置に着地するから移動はしない。動きが小さいからプティ・ジュテ。
普段のレッスンでジュテというときはこのプティ・ジュテのことね。
グラン・ジュテ:片方の脚をバットマンしながら(=投げ出して)前方や横に大きく跳び出して移動する。動きが大きいからグラン・ジュテ。
エシャッペ
…から逃げる、逃れるという意味の言葉から。
つまりさ、5番ポジシオンから逃げて2番や4番になるわけだ。
5番ポジシオンから2番あるいは4番のドゥミ・ポワントやポワントに立つのはエシャッペ・ルルヴェ
5番ポジシオンから真っ直ぐ跳び上がって2番あるいは4番ドゥミ・プリエに着地するのがエシャペ・ソテ
あ、ソテは跳ぶ、跳び上がるという意味ね
あとは、そうね…、よく使う言葉としては、
ルルヴェ:両脚または片脚で、プリエでしっかり床をおしてから一気にドゥミ・ポワントやポワントに立ち上がる
ルルヴェは“持ち上がった”“高くなった”という言葉からきてるから、しっかり床を押すプリエで低くなってるところからドゥミ・ポワントやポワントに“高くなる”ってことね。
ピケ:片方の脚でプリエして、膝と足首を伸ばしたままのもう一方の脚のドゥミ・ポワントやポワントの上にトルソーを押し上げて立つ
ピケは刺すという言葉からきてるから、文字通り突き刺すように立つわけです。
こんなところかな…
あ゛、もう一つあった
ア・テール
テールというのが地球とか地面とかを表す言葉なの。だからア・テールとは地面に、床にという意味ね。
足裏全体が床についている状態。
たとえば
1番ポジシオン→ドゥミ・プリエ→ルルヴェ→ア・テール
といったら、ルルヴェから1番ポジシオンに下りることよ。
こんなところでいいかな…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つぎのレッスンのために…♪

2019-12-01 11:08:34 | Weblog
ヨウさん、一昨日はシャンジュマンが上手にできたよね
5番プリエに下りたときにトルソーが前傾することもなかったし、100点まではいかなくても膝も足首も伸ばせていたし、合格点よ。
で、つぎのレッスンに備えていくつかスモール・ジャンプの名前や動きを憶えてみて。
基本の≪基≫の動きばかりだから。
はじめます
タン・ルヴェ
1番・2番・4番・5番のポジシオンから真っ直ぐ上に跳び上がって同じポジシオンに着地したり、片方の足に重心を移して着地したりする動き。
1つのポジシオンだけで繰り返すこともあれば、ほかの動きと組み合わせることもある。
たとえば、
右脚後5番→右アッサンブレ→右脚前5番→タン・ルヴェ→左脚アッサンブレ→左脚前5番→タン・ルヴェ→……
片足で真っ直ぐ上に跳んで同じ足で着地する動き。
たとえば、
右脚後5番→右ジュテ→右脚ドゥミ・プリエ-左脚クぺ・デリエール→右足でタン・ルヴェ→左脚ジュテ→左脚ドゥミ・プリエ-右脚クぺ・デリエール→左足でタン・ルヴェ→……
でね、右脚前5番でず~っと足の前後を入れ替えないで跳び続ければ、それはタン・ルヴェの連続。
右脚前5番から跳び上がって左脚前5番で着地、また跳び上がって右脚前5番で着地、というふうに跳びながら足の前後を交互に入れ替えるのがシャンジュマン、正確にはシャンジュマン・ド・ピエ
一昨日のレッスンでヨウさんが上手にできたアレね。
私が普段のレッスンでよく採り入れているのが
1番ポジシオン→タン・ルヴェ×8回→2番ポジシオン→タン・ルヴェ×8回→右前5番ポジシオン→シャンジュマン×16回
というシンプルなアンシェヌマンです。
リズムで説明すると
1番ポジシオン→8 ドゥミ・プリエ→1 タン・ルヴェ→2 プリエ→3 タン・ルヴェ→4 プリエ→5 タン・ルヴェ→6 プリエ→7 タン・ルヴェ→8 プリエ→1 タン・ルヴェ→2 プリエ→3 タン・ルヴェ→4 プリエ→5 タン・ルヴェ→6 プリエ→7 タン・ルヴェ→8 2番プリエ⇒以下同じ…………
ってことです
つぎの金曜日に練習しましょうね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする