アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

意味が分かれば…♪

2019-12-02 14:42:33 | Weblog
このところちょいちょいバレエの基本の≪基≫の話をしてるけど、バレエの用語ってフランス語。
それぞれのポジシオンや方向を示す言葉も、パの名前もね。
だって“歩み”とか“ステップ”という意味だしね。
だからパの名前の意味が分かると、
なぁるほど、そうかぁ…
って、なぜそう動かなくちゃいけないのかとか、動きをイメージしやすくなるわね。
だからちょっとだけ説明しちゃおうかなと思って…。
まず普段のレッスンで身近なものをね。
アッサンブレ
集めるという意味の言葉から採られているの、英語のアッセンブルと同じ。
だから片方の脚を振り上げて跳び上がったら、空中で両脚を5番に集めてから着地する動き、となります。
ジュテ
…を投げる、放る、あるいは(身体の一部を)ある方向に素早く動かす、突き出すという意味の言葉から。
バー・レッスンでのバットマン・ジュテだったら、ドゥヴァンやア・ラ・スゴンド、デリエールに動作脚を突き出す。
バットマンも打つという意味がある。
センター・レッスンでのジュテといえばプティ・ジュテ(小さいジュテ)とグラン・ジュテ(大きいジュテ)
プティ・ジュテ:片方の脚を床を擦るように投げ出して跳び上がり、跳び上がった方の脚をクぺに引きつけて着地。跳び上がるときと同じ位置に着地するから移動はしない。動きが小さいからプティ・ジュテ。
普段のレッスンでジュテというときはこのプティ・ジュテのことね。
グラン・ジュテ:片方の脚をバットマンしながら(=投げ出して)前方や横に大きく跳び出して移動する。動きが大きいからグラン・ジュテ。
エシャッペ
…から逃げる、逃れるという意味の言葉から。
つまりさ、5番ポジシオンから逃げて2番や4番になるわけだ。
5番ポジシオンから2番あるいは4番のドゥミ・ポワントやポワントに立つのはエシャッペ・ルルヴェ
5番ポジシオンから真っ直ぐ跳び上がって2番あるいは4番ドゥミ・プリエに着地するのがエシャペ・ソテ
あ、ソテは跳ぶ、跳び上がるという意味ね
あとは、そうね…、よく使う言葉としては、
ルルヴェ:両脚または片脚で、プリエでしっかり床をおしてから一気にドゥミ・ポワントやポワントに立ち上がる
ルルヴェは“持ち上がった”“高くなった”という言葉からきてるから、しっかり床を押すプリエで低くなってるところからドゥミ・ポワントやポワントに“高くなる”ってことね。
ピケ:片方の脚でプリエして、膝と足首を伸ばしたままのもう一方の脚のドゥミ・ポワントやポワントの上にトルソーを押し上げて立つ
ピケは刺すという言葉からきてるから、文字通り突き刺すように立つわけです。
こんなところかな…
あ゛、もう一つあった
ア・テール
テールというのが地球とか地面とかを表す言葉なの。だからア・テールとは地面に、床にという意味ね。
足裏全体が床についている状態。
たとえば
1番ポジシオン→ドゥミ・プリエ→ルルヴェ→ア・テール
といったら、ルルヴェから1番ポジシオンに下りることよ。
こんなところでいいかな…
コメント
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