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狂った世界・・・FRBの不実が明らかになるのか?

2012-03-04 10:30:00 | 時事/金融危機
 

下記の記事には大きな間違いがあります。
アメリカのマネタリーベースにはFRBの銀行融資は含まれません。
さらにFRBの銀行への貸し出し16兆ドルは
1年間に短期融資で複数回融資「ノベ」の貸し出し量で、
実質は1兆ドル程度だそうです。
さらに、これらの資金はきちんと返済されている様です。

不確かな情報を拡散してしまった事を、お詫びいたします。
 




<訂正>

アメリカのマネタリーベースの増加を調べたら、
しっかり増えていました。
「FRBの16兆ドルはマネタリーベースに反映されている・・・不正融資とは言いがたいのだけど」 2011.03.08人力でGO



<訂正>

記事後半にFOXニュースの動画で
ガイトナー財務長官がAIG支援に関する不正で
刑事訴追されるかも知れないとの情報を掲載しました、
この映像は2010年1月7日にネットにアップされたものでした。
訂正して、お詫びいたします。 


■ リーマンショック後FRBは16兆ドルもの無利子融資を行っていた ■

にわかには信じられない話が世の中にはあるものです。

その一つが、リーマンショック後にFRBが
16兆ドルもの巨額融資を内外の銀行に実施していたというニュース。

米下院でロン・ポール議員らが要求したFRBの査察で明らかになったもので、
報告書も議会に正式に提出されています。

出来るだけ詳細が分かった方が良いので、
詳しいブログの内容を貼り付けさせて頂きます。

「DebtNet通信 」さんより
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/debtnet/2011/vol8_22.htm

<引用開始>

米GAOの監査はFRBによる16兆ドルの銀行救済融資を暴

2011年9月
北沢洋子
 米国の「政府監査院(GAO)」は、独立した機関であり、議会の中に置かれ、議会の要請にもとづいて、連邦政府の税金の使途を監査し、その結果を議会に報告する。私は、ジュビリー・キャンペーンの時、GAOから「日本の債務帳消しについての資料を欲しい」というメールを送られたことがある。

 これまで、数ヵ月にわたって、GAOが、「Ron Paul-Allan Grayson修正法」にもとづいて、日銀に相当する「米連邦制度理事会(FRB)」の監査を行なってきた。Ron Paul-Allan Grayson 修正法とは、2010年7月に採択された、「ウオール街の改革と消費者保護を目指すDodd-Frank 法」についての修正法で、とくにFRBの融資に関する調査をめざしたものである。すべて、これら法案は提出した議員の名を冠している。
 GAOに対して、FRBの監査を提起したのは、共和党のJim DeMint と無所属のBernie Sanders上院議員であった。しかし、議論の中で、要請文の文言は薄められ、FBRの完全な監査とまでいかなかった。とくに、証人として出席したFRBのバーナンキー議長やグリーンスパン前議長、それに大銀行の頭取たちが、監査にはげしく反対し、「監査結果は金融市場にマイナスになる」と嘘を並べ立て、議員たちを混乱させた。
 いずれにせよ、FRBに対する監査は行なわれた。これは、FRB100年の歴史の中で、初めてのことだった。監査の全文は、Sanders 議員のウエッブサイトに載っている。
監査の結果は驚くべきものだった。2007年12月から2010年6月の間に、FRBが大銀行、大企業、政府に対して、16兆ドルにのぼる天文学的な救済融資(Bail-Out) を秘密裡に行なってきた。それは米国に限らず、フランス、スコットランドなどあらゆる地域にわたっている。しかもこれは、利子がゼロという融資の形をとっていた。しかも、これまで、返済したものはいない。
 FRBが、なぜこのような16兆ドルにのぼる融資を、メディアばかりでなく、議会に対してまで秘密にしてきたかというと、一般のアメリカ人が職を探すのに苦労しているのに、FRBが外国の銀行に無利子で救済融資をしているとわかれば、怒り狂うことは必定だった。
 16兆ドルという数字を考えてみよう。米国のGDPは、14.12兆ドルである。200年にわたる米政府の債務総額は、14.5兆ドルである。現在、議会でホットな議論をしている年次予算は3.5兆ドル、そして問題の債務は1.5兆ドルにすぎない。
 2008年末「TARP Bail Out Bill(紛争資産救済プログラム法)」が制定され、破産した銀行や企業に8,000億ドルの救済融資が行われた、と発表された。
 これは真っ赤な嘘だった。なぜなら、ゴールドマン・サックス一社だけで、FRBから8,140億ドルの融資を受けている。FRBは、シティ・グループに2.5兆ドルを融資しており、モルガン・スタンレイは2.04兆ドルを受取っている。スコットランド銀行とドイッチェ銀行合わせて、1兆ドルを受取っている。これらを総計すると、16兆ドルにのぼる。
 Sanders 議員は「これは金持ちのために社会主義だ」と述べている。
 保守的なJim DeJint(共和党・ノースカロライナ州選出)やRon Paul(共和党・テキサス州選出)と、社会主義派を自称する Bernie Sanders議員などが一致してFRBと戦っている。下院では、すべての共和党議員と進歩的なDennis Kucinich 議員などが共同でFRBを監査する法案を提案した。これには、右も左もないことが判るだろう。

資料
Citigroup 2.5兆ドル
Morgan Stanley 2.04兆ドル
Merrill Lynch 1.949兆ドル
Bank of America 1.344兆ドル
Barclays PLC 8、680億ドル
Bear Sterns 8,530億ドル
Goldman Sacks 8,140億ドル
Royal bank of Scotland 5,410億ドル(英国)
JP Morgan Chase 3,910億ドル
Deutsche bank 3,540億ドル(ドイツ)
UBS 2,870億ドル(スイス)
Credit Suisse2,620億ドル(スイス)
Lehman Brothers 1,830億ドル
Bank of Scotland 1,810億ドル(英国)
BNP Paribas 1,750億ドル (フランス

<引用終わり>

■ 米議会が大もめして7000億ドルのTARPを可決した裏で、16倍の融資が実施されていた ■

アメリカ議会はリーマンショックの直後に、
銀行を救済する資金を拠出するか否かで、
国家を二分する様な激論を戦わせました。

最後は母親の葬儀に参列していた議員を、
特別機でワシントンに連れ帰って投票させ、
その結果1票差で、7000億ドルの銀行支援が決定するという
まさに「茶番劇」演出しました。

ところが、その裏で議会承認を必要としないFRBによる無利子融資が
16兆ドル規模で実施されていたというのですから、驚きを隠せません。

■ ドルは何故紙切れにならないのか ■

リーマンショック後、世界の銀行が連鎖破綻しない事が私には疑問でしたが、
これだけ巨額の無利子融資を受ければ、ひとまず破綻は食い止められます。

ところでFRBが16兆ドルも勝手にばら撒けば、
FRBのバランスシートは負債が膨れ上がるはずです。
16兆ドルの融資によってFRBは債務超過に陥る恐れがあるのではないでしょか?

■ 15兆ドルを詐し取ったFRB ■

私がこ事件を記事にしかねていたのは、
16兆ドルの出所がいまひとつはっきりしなかったからです。
後日になって、調査報告書は間違いだったと覆る事を心配していました。

しかしここに来て、イギリス議会の興味深い情報が流れています。

「FRB15兆ドル横領詐欺暴かれる!イギリス議会での証言ビデオ-英国HSBC・サッスーン財閥が崩壊する日」 (News US 2012年03月03日 12:42)
http://www.news-us.jp/article/255325902.html



<抜粋>

きっかけは、2009年4月と5月に、英国HSBCに断続的に数兆ドル単位の金額が送金され、
その総額は15兆ドルにも上り、その後ロイヤルバンク・オブ・スコットランドに
再度送金されたとされていることから始まります。

我々はこの途方もない金額がどこから来たのか、調査する必要がありました。

私はこのお金がどこで作られ、どこから来たのかという事を長きに渡り調査してきました。
その結果、このお金はヨハネス・リヤディという
世界で最も裕福であると主張する人間の財産であると分かりました。
私は実際に、彼が所有するある銀行口座の36兆ドルの預金残高を確認しました。

巨額のお金が、数年にわたりドルを支えるために
リヤディ氏合意のもと、米財務省によって持ち出されたのです。

<抜粋終了>

15兆ドルとか、36兆ドルとか、アメリカの連邦予算を超える様な金額が
はたして個人が所有できうる金額なのか理解に苦しみますが、
もしこれが本当であるならば、FRBの16兆ドルの出所が明らかになります。

■ イタリアの偽米国債事件 ■



先日イタリアで6兆ドルの偽米国債が押収された事件をご存知の方も多いでしょう。
米国債が電子化されて管理されているという情報もあるので、
紙の米国債がはたしてニセモノなのかホンモノなのかは
私には判断は出来ません。

しかし、先の15兆ドルの米国債詐欺疑惑にもある様に、
世界には巨額な米国債が存在している可能性は否定出来ません。

この事件も非常に象徴的事件で、
何故この時期に、6兆ドルもの偽米国債をスイスに運ぶ必要があるのか考えれば、
この米国債を一概にニセモノと断定して良いのか判断に苦しみます。

■ ガイトナーが刑事告発される可能性があると指摘するFOXテレビ ■

この映像は2010年1月7日の物と判明しました。
お詫びいたします。


どうも、FRB周辺がキナクサイのですが、
ガイトナーが刑事告発される恐れがあるとFOVTVが伝えています。

[[youtube:A6X6S9qiL-s]]

リーマンショックの時にAIGを救済する為に米政府は巨額の資金を投入しました。
AIGの損失は、CDSの支払い義務によって発生してものですが、
このCDSの支払いを受けたのがゴールドマン・サックスでした。

AIGの支援に対して、当時NY連銀議長だったガイトナーが、
不正な取引を示唆したというのが、刑事告訴に相当するという報道の様です。

しかし、現職の財務長官と、中央銀行の疑惑が報道されるとは、
アメリカの金融界もいよいよ、正念場を迎えつつあるのかも知れません。

尤も、FOXテレはロックフェラーのTV局ですから、
「窮鼠猫を噛む」とばかりに、ロスチャ組のゴールドマンとガイトナーに
喧嘩を吹っかけているだけなのかも知れません。

ここら辺の裏情報に関してはベンジャミン・フルフォード氏が盛んにリークしている様ですが、
金融危機を仕掛けたフェラ組、チャ組、一部欧州貴族やバチカンの大粛清が始まったという
彼の説をにわかに信じるのもいささか危険に思われます。


■ CDS爆弾には依然として警戒が必要 ■

報道的にはギリシャのデフォルトで発生するCDSの支払い額は、
32億ドルと、非常に少ない金額に圧縮された様です。

しかし、CDSの取引は、簿外で行われる為、その実態は把握しずらい様です。

ギリシャのデフォルトが3月末に発生するとの予測もありますし、、
世界の金融は現在非常に不安定な状態にある事に変わりありません。


サウジアラビアのパイプライン爆破報道など、
不可解な情報が飛び交う様になった市場は要注意です。
市場が完全に崩壊する前に、荒稼ぎしようとする輩も出てくるでしょう。

ゴールドマンの幹部が逃げ出しているという情報も気になります。

妙にお気楽ムードの裏で、大きな崩壊が迫っているのかも知れません。