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■ これを観ずして細田守は語れない ■
『時を駆ける少女』
『サマーウォーズ』
『おおかもこどもの雨と雪』
この3作品で、ポスト・ジブリの筆頭となった
細田守監督ですが、
この作品を観ずに、細田守を語るべからず!!
それが、『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』の第40話
「どれみと魔女をやめた魔女」です。
ドレミちゃんシリーズは、
当時、幼かった娘と楽しみにしていた番組でした。
ところが、その中の一話である「どれみと魔女をやめた魔女」にはショックを受けました。
魔女として年も取らずに生きる一人の女性との出会いを描いた回ですが、
子供番組でありながら、事件らしい事件は何も起こりません。
結局、最後まで魔法を使う事も無く終わります。
魔女を目指して修行する小学生のドレミに
魔女である事の孤独をそれとなく伝える先輩魔女。
その一時の出会いと別れを
淡々と描いて30分番組が終了します。
これはアニメを30年以上見てきた私にはショックでした。
巻き戻して、監督の名前を確認し、
細田守の名前を脳裏に焼き付けました。
この「何も起こらない」という系譜に連なるのが
『おおかみ子供の雨と雪』です。
最近のサービス満点のアニメを見慣れた若者の多くは、
この作品の何処に感動して良いのかも分からないでしょう。
ネットで感想を見ていると、
やはり、子育てを経験している母親達の支持が高い様です。
「どれみと魔女をやめた魔女」の素晴らしい評論を見つけました。
http://runsinjirun.seesaa.net/article/142584893.html
ちなみに、サーマーウォーズについて以前書いた記事も貼っておきます。
「ジブリを越えた・・・サマーウォーズはこの夏必見!! 」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/109.html