ヨークで泊まった、修道院を兼ねた宿泊施設 Bar Conventの中庭。
The Telegraphに記事が載っています。 コチラ。
ウォーキングツアーのガイド、Alan(えまっちがアヤシイと言った人)↓↓↓
この人のお話で知ったのですが、我々が泊まった宿に Margaret Clitherow のrelic があると言うのです。 relics は日本語では聖遺物と呼ばれるようです。
Wikipediaには
聖遺物(せいいぶつ、羅: Reliquiae)は、キリスト教の教派、カトリック教会において、イエス・キリストや聖母マリアの遺品、キリストの受難にかかわるもの、また諸聖人の遺骸や遺品をいう。
と書かれています。
裕福な肉屋と結婚したMargaret Clitherow はカトリック信仰を貫き、司祭をかくまうなどしたため、残酷な方法で処刑されました。
(肉屋はThe Shambles にありました)
Bar Conventに彼女の『手』が置かれていると言うのです。
朝、チェックアウトはしたもののBar Conventに荷物を置かせてもらっていたので、夕方取りに戻りました。
受付にいた女性が「日本から?」と会話の糸口をつけてくれたのを良いことに「チャペルとレリックがあるんですって?」と話したかけたところ、「あら、見てないの? お見せするわね」と案内してくれました。
普通のドアを開けたらこんなでした!
天井はドームです。
建物の外からは全く分かりません。
真ん中は明り取りでしょう。
美しい装飾です。
レリックも見せてもらいました。
小さな手でした。乾燥しているのと、昔の人は小さかったんですよね。
(本当に聖人の手なの?とか言わない。。。)
床下に作られたプリーストホール(priest hole)司祭の隠れ場も見せてもらいました。
このホールから川までトンネルが掘られていて逃げ道になっていたのだそうです。
当時、カトリックは違法で見つかると投獄、拷問、死刑、だったそうです。
因みに 映画『V for Vandetta』で有名な Guy Fawkes はヨークの出身。
今でも11月5日は Guy Fawkes night としてかがり火を焚いたり、花火を打ち上げたりするお祭りの日になっています。
Guy Fawkesno出身校、ヨークのセント・ピーターズ・スクールでは祝わないそうですよ。
詳しいことを知らなかった時でさえ、「Guy Fawkes人形を焼いたりするなんてイヤなお祭りだわ」と思ってました。
やっぱりイヤなお祭りだわ。。。。