ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ジュヴレ・シャンベルタン

2007年03月04日 | ワインの話

Photo_230 昔、山形でこだわったワイン作りをしているワイナリーがあると聞き観光を兼ねて訪れたことがある。オーナーに色々と話を聞いて来た。サロンのようなシャンパンとシャンベルタンのような赤ワインをめざしているという。シャンパンは奥様の名前をつけたものがあり、とても美味しかったが、本物のシャンパンと飲み比べると残念ながらもう一歩だった。価格はどうしても国産でこだわるとしかたがないのか8000円という価格だった。この価格だと本物のシャンパンを買った方が良いかもしれない。しかし、国産もがんばっているぞという点は買える。
シャンベルタンを目指すべくピノ・ノアールも植えられていたが、これも栽培が日本では難しいと本音を語っていた。ピノ・ノアールは黒くて小さいという意味だが、放っておくと実がすぐ水分を吸いすぎて破裂する。また病気にもかかりやすいという話だった。ピノ・ノアールに適した気候と土壌を持つ地域は結構限られるようだ。
クアトロでは、ルーマニアとカリフォルニアのものを今扱っている。もちろんイタリアにもピノ・ノアールはある。ピノ・ネロという呼び方になるが、こちらは一般に繊細さに欠ける気がする。
今回、ピノ・ノアールの本場ブルゴーニュよりジュヴレ・シャンベルタン/ドメーヌ・トルトショのものを仕入れてみた。シャンベルタン地区のワインは当たりはずれが多いが、さてこの一本はどんな味わいか試してみませんか。

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