ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

モダンタイムス

2007年03月14日 | 映画の話

Photo_241 始めての体験で、流れ鮨なるものを食べた。てっきり、水の上にお椀でも浮かんで鮨が流れてくるのかと思った。流しそうめんの要領かと思いきや、席に着くとタッチパネルが待っていた。
「ご利用は始めてですか?」と係の人。
「はい、そうです」とおどおどとクアトロの父。
「こちらの操作案内をご覧ください」
「ちゃんとお皿を取らないとトラブルになります」
なんか、怖い食事になりそう。しかし、タッチパネルの操作は易しく注文したものは、水に浮かんではおらず、ベルトコンベアに乗って運ばれてくる。結構楽しい。
しかし、ネタの善し悪しは確認出来ず、おすすめ品と云ったって店側の売りたいおすすめ品だし、この中年夫婦へのおすすめ品は何か、タッチパネルは応えない。常に確認出来るのは会計額ぐらい。
クアトロの父の生涯ベスト・ワンの映画はと聞かれたら決めかねるが、候補に挙がるのはチャップリンの「モダンタイムス」。現代社会の機械化を痛烈に批判した作品。数々の名場面があるが、チャップリンが自動食事機械にかけられる場面も記憶に残る。機械にトウモロコシを食べさせられたり、歯磨きまでされるのだが、機械が壊れ暴走をはじめる。
お鮨が流れてきたらお皿をちゃんと取らなくてはと気を遣い、何を食べたかあまり記憶に無かったクアトロの父である。

コメント
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