ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

タイムスリップした男

2008年07月19日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo 20XX年にタイムスリップした男は、クアトロのカウンターで思案に暮れる。
「トマトもいいけど、何か良い魚ある」男は訪ねた。
クアトロのシェフは青ざめている。
「お客さん、そんなことを大きな声で云ってはいけませんよ」
「今日は、馴染みのお客さんだけだから良かったけど」
何か悪いことを云ったのだろうか。男はどうもタイムスリップしたらしいことをシェフに告げるのだった。
「いやあ、信じられないな、そう云えばだいぶ昔お客さんに似た人がいた気もするけど」
「たしか、父も元気だったころかな」
「え、お父さんはどうしたの」
「もうよれよれですよ」
それ以上は説明したがらないシェフだった。
「じゃお客さん、魚は世界遺産に指定されたの知らないの」
「世界遺産だって」
「そう、もう国の許可がないと食べられないんだ」
男は、クアトロにトマトが並ぶ光景がいくらか理解できた。
「でもね、内緒でマグロのカマ食べさせようか」小声で話すシェフだった。

魚が世界遺産になる前に楽しんでおこう。今日もクアトロの魚は充実してます。
北海道オホーツクから空輸の生タコ、青森産天然ヒラメ、愛媛産花鯛、青森産カサゴ、千葉産釣りスズキ、インドマグロかま、タスマニアサーモンのマリネなどなど
マグロのかまも大きな声で注文してください。店頭の風船蔓も実をつけました。

コメント
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