クアトロの父の少年時代は、銀座で育った。柏の銀座通り商店街の町会に住んでいたのだ。夏休みは、柏市の町会対抗少年野球大会に備えての練習が日課だった。八百屋の息子、大工の息子、床屋の息子、家具屋の息子、よろずやの息子たちが集まったチームだ。酒屋のかわいい娘が応援してくれるのも楽しみだった。練習が終わると、町内会の大人がヤカンに入れた麦茶を持ってきてくれる。これが冷たくて旨かった。麦茶には砂糖が入っていた。あの麦茶をもう一度飲みたいものである。
昨晩、勉強熱心なクアトロの父は、第三のビールの試飲をした。今売れているという「金麦」と「麦とホップ」を飲んだ。
「金麦と待ってる」とか「ビールと間違いました」とか云っても、価格なりのものだろうと一口飲む。泡がきめ細かく、味わいもコクもあり、これは旨い。少し焦げたような麦の味が強く、麦茶の味を思い出す。
お酒の入った麦茶に感銘しながら、甘い麦茶の思い出に心を馳せるクアトロの父だった。
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