鰹一本釣りで有名な土佐の久礼から新着の日本酒“久礼純米あらばしり生”。
愛媛の“松山三井”と云う酒米を使い、四万十川上流の伏流水で醸した新酒だ。
その味わいは、甘みがあり旨み成分も豊富な濃厚でとても力強い。
ビールで云えばエールのようなコクがある。
今の時期だけ楽しめるこのあらばしりは、鰹やマグロのような旨みが濃厚な赤身の魚に合うのだろうか。
また、チーズとの相性も良さそうだ。
ブルーチーズやクアトロ新着のバザイオにおすすめだ。
バザイオについては、また後ほど解説しよう。
しかし、日本酒のお勧めばかりで、ますますイタリアンから遠ざかるようなクアトロ。
しかも、奥能登の白菊・純米大吟醸、鮎正宗・本醸造、久礼・純米あらばしり生の日本酒飲み比べもはじめてしまった。
トンネルを抜けるとそこは、苺園だった。
クアトロの休日にいつもの八郷のイチゴ園に出かけた。
このトンネルが出来るまでは、筑波山を越えるか、筑波山を迂回しなければならなかった。
この朝日トンネルが出来ると、五分も走ってトンネルを抜ければイチゴ園に出る。
傷みやすい完熟のイチゴを買うには申し分がない。
早く着いた分、近くの温泉にも浸かれる。
このトンネルを抜けたところには、朝日里山学校がある。
里山と云う呼び名が似合う土地だ。
いや、里山と呼べる土地であった。
トンネルが開通してからは、トラックなどの通行量がものすごく増えている。
このあたりには、未だコンビニがない。
近いうちにコンビニやショッピング施設やレストランも増えるのだろうか。
この美味しいイチゴの味は変わらないだろうか。
たまに、イチゴを買いに来るクアトロの父のような客には便利なトンネル。
ここに住む人にも便利になったのだろうトンネル。
一緒に出かけた孫娘もこのイチゴをとても気に入ったようだが、孫娘が大人なったとき、このイチゴを買いに来るときはどんな風景を見るのか。