アメリカ西海岸、カリフォルニア州とワシントン州に挟まれたオレゴン州。
映画「スタンド・バイ・ミー」の舞台となった、アメリカの良き田舎町と云う風景を持つ州だ。
そのオレゴン州で、禁酒法が終わり、ワイン造りが始まったのは、1965年のこと。
ワイン産業は、まだ50年の歴史だ。
そして、オレゴン州はフランスのブルゴーニュやアルザスと緯度が同じであり気候も似ている。
さらに、初夏から秋にかけては、ほとんど雨が降らない、ブドウ栽培に適した土地。
現在では、ブルゴーニュに負けないピノ・ノアールが生産されている。
そのオレゴン州の中でも、パイオニア的なワイナリーが“ソーコル・ブロッサー”。
環境に優しいワイン造り、ワールドクラスの品質がモットーのワイナリー。
家族経営の小さなワイナリーだが、そのワインの水準は高い。
クアトロのクリスマスに、ソーコル・ブロッサーの「ダンディヒルズ・ピノ・ノアール」
が入荷。
このワインを飲むと、スタンド・バイ・ミーの懐かしい音楽が聞こえてくる気がする。
イタリア・マルケ州で活躍するアンジェラさんと云う女性のワイン醸造家が、レーヴェ(フランス語で夢)と云うワインを作った。
アンジェラさんの夢のワインは、ペコリーノと云う地元のブドウをしっかりとした樽熟でしあげたもの。
ペコリーノのフレッシュな果実味も残し香りにも優れている。
アンジェラさんは、先日に来日しセミナーが開かれクアトロの父も参加し記念写真を撮らしてもらった。
クアトロのお客様にアンジェラさんとの記念写真を見せてワインの宣伝をするクアトロの父の鼻の下は伸びている。
それはともかくとして、作り手の顔の見えるワインは、ことさら美味しい。
そして、アンジェラさんの夢は、クアトロのクリスマス・イブの夜に開く。