(↑↓ HPより写真お借りしました)
『インディ・ジョーンズ』は、
わたしたち世代の映画好きさんには
たまらない映画シリーズの一つではないでしょうか。
わたしもその一人。
この度、まーさんがショートに行ってる日に
夫と二人で見てきました
『インディ・ジョーンズと運命のダイアル』。
ハリソン・フォードご本人は、
『スター・ウォーズ』シリーズのハンソロ船長以来、
わたしにとっては「推しメン」の一人なわけですが、
夫もこのシリーズ世代。
観に行くのは当たり前という感じでした。
彼主演のこのシリーズは、
歴史的な背景や取り上げる素材も面白く、
エンターテイメント要素が抜群に入っていて、
娯楽大作として
多くの人に愛されてきたシリーズだと思います。
そのハリソン・フォードも今年81歳。
このシリーズ最後いうことで出演されていますが、
その顔の皺は隠せません。
あの活劇が目玉のこのシリーズで
そんな年齢の彼がどう立ち回るのかが一番の興味でしたが、
なるほどという感じでした。
わたし的には、
大学での考古学講義を終えたスリーピースのジョーンズ博士が
次の場面では、
あの冒険者の出で立ちで鞭を振りまくる落差を
格好いいなあと思ってきました。
今回もやはり大学のシーンもありましたが・・・。
ただ今回は、
引退する時期のジョーンズ博士で、
これまでの人生、悲哀を背負った背中が
少々痛々しい。
スーツを脱ぎ捨てて、冒険者とのしての姿になったとしても、
やはりそれは往年の姿ではありませんでした。
むしろ、
とっ散らかったように見えた、
波瀾万丈の彼の人生が、
一つに集約していく結末でしたので、
冒険活劇というよりは、
一人の人間の再生物語みたいな印象。
壮年時代の颯爽としたジョーンズのイメージを持ちながら、
映画を見始めたわたしは、
乗っけから80歳のハリソンフォードの裸体を見て、
色々思うところがありました。
「80歳にしたら鍛え上げられた身体だ」と夫。
確かにと思いつつも、
その老いた身体によって、
これまでどれほどの年月が経ってきたかを
目の当たりさせられるわけで。
そしてその老いは自分にも同じように来ているわけで。
主人公、それを演じた役者さんと一緒に
歳を重ねてきたという実感。
これは残念とか悲しいとかではなくて、
なんとも言えぬ一体感を感じることとなって・・・。
最後の最後で、
シリーズ最初の『レイダース・失われたアーク』から出ていた、
彼の恋人であり、その後妻であったマリオンが、
今回も登場。
40年前のマリオン役の女優さんが
同じくこの年老いたマリオンを演じていて、
彼女も歳を重ねておられる。
こういうのを見るのも
なんかいいのよね。
わたしとしては、
こういったインパクトのある映画シリーズと共に、
歳を重ねてこれたことへの感動が、
この度の映画では一番だったかなと思います。
考古学者であるインディが、
自分の研究してきた古の時代(ローマ時代)に
タイムスリップした時に
そこに残りたいと思う感情もよくわかるし、
それを無理矢理に連れ帰って、
「ここが(20世紀が)あなたの居場所」と言った
彼の友人の娘の言葉も重い。
いろんなことに絶望し、
生きている意味や希望、
生きる場所を見失いつつあったインディの
老いてからの再出発も
わたしたち世代の背中を押してくれるものとなっています。
ハラハラドキドキはオハコですが、
それだけでない今回の映画。
インディ・ジョーンズは、この度完結しました。
敬意を表して、
もう一度、最初の映画からずっと見通したいと思いました。
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わたし、ほぼkitanodaichitoserowさんと同年代。
確かにおっしゃるように、4は???でしたね。
やはり1,2の印象が強いです。
青年期にあの1や2を見た時は、衝撃的でした。
でも、このシリーズがここまでハリソンフォードが出演して続くとは思いもよりませんでした。
感慨深いです。
今回もツッコミどころはあると思いましたが、わたしたち世代には思い入れのある映画。
劇場でご覧になる価値はあるかなと思います〜〜。