「あらゆる人々との交流、交歓の広場」第23回の公演テーマです。
日本国内38都道府県から5000人、ドイツ、イギリス、USA、カナダ、ボリビア、中国、韓国、コンゴから141人計5141人が第九を演奏するために国技館に集まりました。皆さんと交流を深める事が、第九の合唱団の役割とされています。ベートーヴェン時代も戦争が続きました。戦争に反対し平和を希求し、人類は、自由、平等、友愛の精神をもって生きて欲しいと友人シラーの詩を通して、第九を作曲したそうです。
今回は相撲の殿堂、国技館、そして国技館第九の生みの親、故石丸寛さんの唯一の弟子、荒谷俊治氏の指揮、さらに新日本フィルハーモニー交響楽団、ソリスト、佐藤しのぶ、坂本朱、錦織健、福島明也さんと言う豪華メンバーとの共演、第1章から第2・3楽章と45分間、突如バリトンのソロに促されていっせに立ち上がります。今までの思いが一気にはじけ、徐々に勢いをまし、絶叫のうちにフィナーレをむかえます。その瞬間、客席も合唱団もオーケストラも一つになります。合唱は13分、ここの声は小さくても、集団の力強さを感じ、不思議な魅力に、酔いしれてきました。国技館すみだ合唱団の皆さんありがとうございました。お世話になりました。