山形、仙台の旅の日程も決まりました。主は山形「陶芸の里」の窯元見学、しかし資料を読んでいくうちに、学生時代、友と芭蕉の「みちのく足跡」をたどった事を思い出しました。
月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人也
船の上に生涯を浮かべ、馬の口捕らえて老いをむかふるものは
日々旅にして旅を栖とす、古人も多く旅に死せるあり
予もいずれの年よりか、片雲の風にさそわれて、漂泊の思いやまず
海浜にさすらへ、去年の秋江上の くもの古巣払いて、やや年も暮れ
春立るか霞の空に白川の関こえんと、そぞろ神の物につきて心くるわ
せ、道祖神のまねきにあひて 取るものも手につかず、股引の破れを
つづり、笠の緒付け替えて、三里に灸するより松島の月先心にかかりて
住む方は人に譲り、杉風が別墅に移るに
草の戸も住み替る代ぞひなの家
白川の関を超え阿武隈川そして須賀川
風流の初やおくの田植えうた
飯塚温泉、そして笠島をへて阿武隈の松から岩内へ
桜より松は二木を三月越し
名取川を渡って仙台へ
あやめ草足に結んだ草鞋の緒
仙台から多賀城、塩釜そして松島、瑞巌寺の詣で平泉から出羽を超え
涼しさと我宿にてねたる也
出羽越えの時、尿前の関に係り、日が暮れたので封人の家を見かけ舎を頼みます
のみ虱馬の尿とする枕元
尾花沢をへて山形領の立石寺
閉かさや岩にしみ入蝉の声
その後最上川をくだり
五月雨をあつめて早し最上川
出羽三山羽黒山へ
涼しさやほの三か月の羽黒山
鶴岡、酒田、象潟と
象潟や雨が西施の合喜(ねぶ)の花
白川の関から象潟だけでも多くの句を読んでいます。今回は山形は「平清水の陶芸の里」のみ次の日は、立石寺、山形蔵王から仙台へ市内見学、塩釜、松島とを久しぶりでこれらの土地を訪ねる事が出来、旅好きな私、芭蕉のように「日々旅にして旅を栖とす」そんな心境です。
月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人也
船の上に生涯を浮かべ、馬の口捕らえて老いをむかふるものは
日々旅にして旅を栖とす、古人も多く旅に死せるあり
予もいずれの年よりか、片雲の風にさそわれて、漂泊の思いやまず
海浜にさすらへ、去年の秋江上の くもの古巣払いて、やや年も暮れ
春立るか霞の空に白川の関こえんと、そぞろ神の物につきて心くるわ
せ、道祖神のまねきにあひて 取るものも手につかず、股引の破れを
つづり、笠の緒付け替えて、三里に灸するより松島の月先心にかかりて
住む方は人に譲り、杉風が別墅に移るに
草の戸も住み替る代ぞひなの家
白川の関を超え阿武隈川そして須賀川
風流の初やおくの田植えうた
飯塚温泉、そして笠島をへて阿武隈の松から岩内へ
桜より松は二木を三月越し
名取川を渡って仙台へ
あやめ草足に結んだ草鞋の緒
仙台から多賀城、塩釜そして松島、瑞巌寺の詣で平泉から出羽を超え
涼しさと我宿にてねたる也
出羽越えの時、尿前の関に係り、日が暮れたので封人の家を見かけ舎を頼みます
のみ虱馬の尿とする枕元
尾花沢をへて山形領の立石寺
閉かさや岩にしみ入蝉の声
その後最上川をくだり
五月雨をあつめて早し最上川
出羽三山羽黒山へ
涼しさやほの三か月の羽黒山
鶴岡、酒田、象潟と
象潟や雨が西施の合喜(ねぶ)の花
白川の関から象潟だけでも多くの句を読んでいます。今回は山形は「平清水の陶芸の里」のみ次の日は、立石寺、山形蔵王から仙台へ市内見学、塩釜、松島とを久しぶりでこれらの土地を訪ねる事が出来、旅好きな私、芭蕉のように「日々旅にして旅を栖とす」そんな心境です。