車のルーフの雪下しや、屋根から落ちそうな雪を突いて落としたりと右肩に負荷のある動きをしたせいか、五十肩が再発しかかってピンチです。
姫路用にあわてて肩用テーピングを追加準備しました。
そんな状況なので、もちろんランネタがありませんから先日の記事に続き、真面目なテクノロジーに関する話題です。
いろいろな製品で日々革新が起こっていますが、必ずしも優れたものが市場に受け入れられて生き残るわけではないというお話
優れていてもさまざまな理由から
日の目を見ない、
普及しない
衰退した
という技術は自動車関係でも多数あります。
燃費性能に優れるとして小型車を中心に搭載車が増えていた無段階変速機=CVTミッションも最近は徐々に少数派になりつつあります。
日産が実用化に成功したトロイダルCVTも、高トルクに対応できる特徴をもっていましたが、実はミッション単体としての伝達効率は低いという隠れた理由と一社のみの技術であったため、製造コストが下がらなかった(セドリック、グロリアに搭載されましたがATモデルと数十万円差)ことが主要因で消えていきました。
エンジン効率の良いところを使って走れることで燃費向上が図れるという一方で、エンジン回転数が一定なのに加速していくという特徴が感性に合わない
という人は多いようです。
CVTもステップモードで変速できるように進歩はしましたが、車好きには、滑らかな変速より“加速感”といったものを重視する人が多く、この点ではデュアルクラッチ式ミッションのほうが好まれるし、トルコン式ATも多段化が進みCVTである必然性が薄れてきたことが普及にブレーキをかけた原因かもしれません。
テクノロジーの世界でも、必ずしも優れたもの、強いものが生き残るわけではないという生物進化に通じるものがあるようです。