大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0102 二枚刃平鉋 銘 音五郎

2016-06-11 22:06:34 | Weblog
これは高幡不動骨董市で入手した。多分千円位で買ったはずだ。 刃口が開いているので埋木した。 新潟の鉋だ。 銘の横には越翁鍛錬と刻印がある。越後の老鍛冶職人が鍛えたと言う事らしいが。 色々台も調整たり、刃も研ぎなおすが上手く切れない。 刃は良さそうな色だが原因が良く判らない。 まあ暫く使って見たが駄目なので今は使ってない。 残念だ。切れないので仕方なく出した物なのかも知れない。刃物は難しい。焼入れの失敗だろうか。
(2009-1-4記述)

この鉋も長く仕舞って有ったが、昨年から取り出して色々研ぎ直したり、台の修整を行ったりしていた。 どうも見誤りが有ったらしく、良く調整するととてもよく切れる鉋だと判った。 越翁は新潟の良く名の知られた鍛冶屋さんだったかも知れない。 この鉋には申し訳無い事をした。 今日も杉の柾目材を削って結構薄く艶も有る削りが出来ている。 これ位削れれば 十分だと私は思う。 鉋の評価は難しい物だ。 以前切れないと判断した物が 見直しされると言う事は、当時は身に付いて無かった 技術が多少は身に付いたと喜ぶべきなのか。 最近都合で余り 骨董市に行けないので、以前購入 した道具を取り出して見直す良い機会かも知れない。 (2016-6-11記述) 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする