大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0439 二枚刃平鉋 銘 正宗 の削り

2016-06-12 21:43:01 | Weblog
この鉋も以前紹介した。 最近色々用事が多くて、骨董市にもなかなか行けないので、こう言う物を引っ張り出して、削りの感触を確かめて遊んでいる。  この鉋台も自分んで打った。 
今見ると 相当に狂っていた。 直して使って見ると屑が詰まって上手く削れない。 刃口を直して やっと上手く削れる様になった。 刃口が一枚刃用になっていたので まずかった様だ。  この鉋も刃が短くて 薄い台になった。  鉋削りは 誰か仲間が居て お互いに情報交換しながら、切磋琢磨すると 上達が早いと思いうが、そう言う人は居らず、一人で工夫しながら 色々試して居るのが現状だ。 マイペースで出来るから良いとも言えるが、途中でめげてしまう可能性も高い。 何処まで情熱が持つのだろうか。(2014-10-17 記述)


その後 薄削りに飽きて、暫く放置していたが最近また取り出して 研ぎ直して削って見た。良く切れるし薄削りも出来る。 台を桜材で製作したが出来れば樫で作れば良かった。正宗は色々有る様で、この正宗がどこで作られて物かも不明だが、小判型の中に太い字で正宗とある。  この地金を見ると和鉄の様にも見えるが、それ程知識も無いので、断定はできない。但し非常に研ぎ易く 柔らかい地金の様で頭部の鉄のまくれも多い。 鉋としては、まずこれ位削れれば 私としては 十分だ。 惜しむらくは 刃が研ぎ減りもう台も薄くて使い難事だ。 時々出して 研ぎ直し 削りを楽しむと言う事になるか。 (2016-6-12 記述)
コメント
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