大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0228 みかさ鉋の削り

2016-10-11 21:18:25 | Weblog
これも 集めた鉋の見直しの一環だ。 余り印象の良くない鉋だったが、台を入れ替えて 研ぎ直すと見違える様だ。  残念なのは銘が上手く読めない事だ。 薄刃なので 案外古い物なのかも知れない。  研ぎ直すと針葉樹は良く切れた。 これならまあ満足だ。

その後色々調べた結果 銘は みかさ と読むのだろうと判断した。 先日富岡八幡骨董市に行くと 同じ銘の長台鉋が出て居た。 蒐集した鉋と同じ銘の物を見るのは珍しい事だ。 まあよく見かける物意外だが。 自分でも同じ物はなるべく買わない様にしているが、忘れる事も有る。 最近はスマホで記録を確認する様にしている。(2016-12-30) 
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0148 忠宗鉋の削り

2016-10-11 21:01:19 | Weblog
先日骨董市でもらって来た鉋台に、この忠宗を仕込んで有った。 それまでは一度も削った事は無い。 思った通り最初は上手く削れ無い。 研ぎも良くないのだが、修理した台がやはり外に膨れて来る様だ。 刃の挿入した圧力が掛かるから仕方ない。 その後も徐々に捻じれも出て来た。 それを直しながら時々削って見る。 材は2×4材 柾目の面を削る。 研ぎ直した後は 結構艶の有る削りが出来る。 だが引きは軽く無い。 切れない刃を引いてるみたいだ。  その内にこの程度は削れる様になって来た。 まだ薄削りの段階では無い。 忠宗が使える刃なのか確認している段階だ。 まあ一応使えるだろう。 もう少し台と刃を見直せば更に良くなると期待している。  この所やっと秋雨が終り これから乾燥の季節だろう。 また台も狂って来るだろう。 今までは カビを拭き取るのに往生したが、これからは乾燥に注意の季節だ。  

こうして集めた鉋を取り出して鉋削りしていると、今年も暮れて行くのかも知れない。 それにこれ駄目鉋と思った物も 大半は切れる鉋になって行く。 判断が甘いのか、鉋とは本来切れる様に出来ている物なのか。 切れれば手放すのは惜しいと思う。
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