大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0589 影利鉋の台打ち

2016-10-14 14:37:27 | Weblog
この鉋は以前 町田骨董市で手に入れた。 使って見るとそこそこ切れる鉋だと思う。 台は木裏を台下端にした仕込みで、 毎回調整しないと台が動く様だ。 思い切って台を打ち直す事にした。  この材料は 以前は忠宗と言う刃が入った長台鉋だった。 それを流用する事にした。   台の頭の部分を切り落として、刃が挿入された部分をの木端返しを鑿で取り去る。 そこに今切り取った頭の材をはめ込む様にして 台を作った。 台尻に変な溝が有るのは 以前の木端返しの名残だ。 台が出来たので 刃を仕込んで見た。 既に枯れた材なのでそれ程狂わないと思う。 今回は 手元が狂い 少し緩く出来たので 表馴染みに別材を貼り付けて対応した。 今回も一枚刃の鉋に仕立てた。 刃を挿入してOILを塗り 乾燥待ちの状態。 刃を馴染ませたら、下端を調整して削って見よう。 台を打つのは勉強になるし、楽しくもある。  慣れて来たから約半日で出来るかな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする