大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0604 二枚刃平鉋 銘 土牛(六分)

2016-12-26 10:56:51 | Weblog
今年最後の骨董市に行った。 富岡八幡は結構な人出だ。 前に紹介した鑿の穂を買った業者から この鉋も購入した。 500円だった。 一応裏刃も付いて居るし、少し錆は酷いけどまあ良いかと思い買って来た。 台もまあまあしっかりしていた。 土牛の鉋は何丁か持っている。 結構出回っていた鉋だろう。 関西の製品なので関東でそう出回る事も無いと思うが、 私の想像では業者間で行う市で入手するんだろうと思う。 聞く所では、一般の露天骨董市で鉋などの 道具を売っても高く売れないから、そういう道具を使う大工と仲良くしてそこに買い取ってもらう方が、価値を認めて高く買ってくれるそうだ。 だから最近骨董市には 道具類の出展は少ないのだろうか。 この土牛はそれ程使って無い様だが 長く放置して有ったらしく 全体に錆が廻っている。 研ぎ直したがやはり細かい錆が裏に食い込んでおり簡単には研ぎ落せない。 一応台も整備して削れる状態だが 鉋刃はもう少し研ぎ進まないと何とも評価できない。 今年は色々あり 世田谷のボロ市にも行けなかった。 これで今年の買い物は終わり。 後は年末年始の暇な時に 鉋を出して研ぎと削りを楽しむとするか。まだそれ程 使い込んで無いのに、放出されるとは何か事情が有ったのだろうか。少し気にはなるな。 

さて 申は行き 酉がやって来る。 諸般の情勢を判断すると厳しい年となりそうだが、個人的には どんな年になるか、何をするか考えている。 来年も時々で良いから骨董市にも行って 何時ものガラクタ鉋や道具類も買えて、健康ですごせる1年となる事を願うばかりだ。  
コメント
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