大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0606 鉋刃 銘 真海

2017-02-12 21:30:03 | Weblog
これも富岡八幡骨董市で入手した。 色々迷ったが結局他に買う物が無かったので、これを買って来た。  裏刃も無く 千円は少し高い様な気もする。 銘の真海は初めて見る。刃の左脇には 友次入道造と有るようだ。 はたして何処の誰が作った物だろうか。 今の所情報は無い。 台も有るが次回セットで紹介しよう。 刃幅65ミリ 全長108ミリで 少し使って有る様だ。 比較的研ぎ易く具合良い。 台の枯れ具合を見ると、古そうな感じもするが、 製作年代の特定は難しい。 錆びてはいたがそれ程でも無く、 何時もの苦労は無いと思う。 しかし裏が浅いのか、相当ベタ裏だ。 少し裏をすき取って 裏だしした。 まだ仮研ぎだがこれから、研ぎ直して 試し削りを行う予定。 いずれ鉋としてもう一度 載せたいと思う。 切れそうな感じはするが どうだろうか。 期待しているが。

この鉋を買った業者は埼玉から来たと言う。 鉋は何処で入手したのか聞くと、業者の市場で買ったと言うので 残念だが出処は不明。 残りの鉋を見るとまだ新しい物も有った。 今回は刃の頭の部分の鉄のめくれを叩いて少し戻そうとしたが、そう簡単に戻る訳も無く、うるさいので止めて 結局グラインダーで削り取っている。 まだそれ程形は崩れて無いと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0605 鉋刃 銘 国助

2017-02-12 21:16:09 | Weblog
今日は富岡八幡骨董市に来た。 天気は良く風も無い。 ひなたは暖かいが、日陰はまだ寒い。 一回りしたが、今日は何時もの業者は居ない。 そこで別の業者から この鉋を購入した。 台の頭部が割れて居て、裏刃も無い。 少し高い物だ。 しかし台を見ると結構古そうだ。 鉋の花押を見ると どこかで見たような気もする。 千円と言ったがまけて500円にしてもらった。  台に割れが有るので整備に時間が掛かると思い今回は、鉋刃のみを載せて見た。 銘の国助は知らない銘だ。 刃幅55ミリ 全長は90ミリで それ程使い込んだ物では無い。 刃厚味は普通より 薄く出来てると思う。 刃の裏出し 裏押しと ついでに裏隙も行っている。 錆はそれ程でもない。 台が出来たら すぐにも使えそうだ。 はたして切れるかどうか。 切れたら新たに台を作ってやろう。 いずれ台を整備して刃を仕込んだ状態で、もう一度載せようと思う。 

台を見ると頭部の割れは 乾燥で木がちじみ無理な力が掛かって割れた物と思う。 隙間に薄鑿を差し込んで広げて イエローボンドを流し込み クランプで締めて接着している。更に木端からビスを打って仮留めする予定。 見ると台は作り直した方が良いのだが、古台にも味が有るから それ程切れない鉋なら このままでも良いのでは無いかと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする