助鉋は購入した時は 反り台鉋だった。 このままでは削りの感触も確認できないので 別の台に入れ替えて整備していた。 この古台は 新たに台を打ち直して余った物だ。 余り良くない台だが 仕方ない。 所でこの鉋の銘は 助としているが、 もう一文字下に六が有るのかも知れない。 詰まり助六となる。 これなら見た事が有る。 取敢えず削って見た。 余り薄く削れない。 それは台が良くない為として置こう。 実際木に竹を接ぐ様な物で 刃の表馴染みもピッタリとは上手くいかない。 台も枯れていると思うが 動く様だ。 まあそれでも 滑らかに削れる様だ。 台を作り直して 調整すれば もっと良く削れると思う。 これは良く切れる鉋だと思う。
この所天気が良くない。 雨が降るが、無理して散歩に出た。 帰って来ると着ていた上着がずぶ濡れだ。 まいったなー。 午後は自宅でおとなしくしている。 その間にベタ亀鉋を出して修理した。 これは本格的な使用は無理だろうと思うから 高幡不動の骨董市で買った状態の台をそのまま流用した。 取敢えず古い鉋がどの程度使えるか 削りの感触を確認したかった。 刃を研ぎ直して見たが一か所裏錆の取れない所が有る。 そのまま削って見た。 案外滑らかに良く削れた。 左側に削り屑の割れが有るがこれは錆の影響だ。 これなら使えるかも知れない。 それでもこれは珍しい鉋だし研ぎ減らす事も無いだろう。大事なコレクションだ。 普段使いは他にも有る。 この台には何か塗って有るのかも知れないが 随分枯れた良い色になっている。 ベタ亀は他にも持っているし それ等も台を作って 削って見ようかと言う気にさせる気持ち良い削りが出来た。