大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0727 一枚刃平鉋 銘 千代菊 六分

2020-09-22 23:14:40 | Weblog
先日入手した鉋刃 千代菊は錆取りに苦労した。 錆は落ちたが刃先は 状態が良くない。 
ブツブツと細かい穴の様な物が有る。 裏出しして研いで裏出しして研いで やっと少し真面に見られる状態になった。  研ぎの感触も悪く無いので、 台を作って 試し削りして見る事にした。  今回も 樫の木では 無いらしい材料を使って 台を打って見た。 幅83ミリ 全長285ミリ 厚み30ミリ で八分勾配で 作った。  台打ちは暫くやって無かった。  出来るか心配だったが 何となく形になった。  乾燥で若干材に割れ目が有った。 それでも 割れ目には瞬間接着剤を流し込み無理に使った。 材が不足気味なので 無理して使った。 取敢えず今回も一枚刃鉋に仕立てて 良ければいずれ 二枚刃鉋にしても良いと思っている。 刃を入れて後少しで刃が台下端に出る手前で 止めて今日はこのまま置く。暫く馴染ませてから もう一度仕込んで 使って見よう。 やはり鉋刃だけで入手すると 台を作って削って見たくなる物だ。  そうでなければ 台なんか 全く作る気がしない。 夏は殆ど木工はお休みで、久し振りで鑿も握った。  やり出すと次々やりたいが、そうなるまで気が向かないと全くやらない いい加減な性格の人間だ。  思うに物作り特に手作りは 人の性格が良く作品に出る様だ。 つまりこの鉋にも いい加減で妥協する性格が現れて居るかも知れない。 台にはワトコのダークウヲルナット色のOILを塗り込んで有る。 地黒の地味な古鉋の感じを出して見た。

所で台上端 台尻の左下側の黒い部分は この材料の割れ止めに塗って有った塗料らしい。 この部分が若干凹み気味なので 削り取らず残った物だ。 さてこの鉋は切れる物か 楽しみにして居る。 
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骨董市の袋

2020-09-22 09:18:46 | Weblog
骨董市巡りも しばらくやって無かったが 最近また開催出来る様になり、喜び勇んで出かける 様になって来た。  結果 また道具類が少し増えた。 しかし道具が無いとこのブログを書くネタが無いんだ。 ネタが無いと 日常に一コマを書くようにしている。

さて今回は 骨董市で入れてもらった袋だ。 一般のお店では袋は有料となったが 骨董市では 無料で入れてくれる。 一応入れ物は持って行くが 袋に入れてくれると有難い。 この袋は大和骨董市の宣伝で作った物の様だ。 以前とは少しデザインも変わった様に思う。 右上にはキャラクター ヤマトンが 左上には おたからや博士 タヌキらしいキャラクターが
居る。  300点出展 日本一を目指すと書いて有る。 大和市の後援で市も協力しているんだろう。  行きたいと思うがネットで調べると 9月は中止と有った。 結構人も集まる所だし、神奈川県は コロナ感染者も多いし開催し難いのだろうと思う。  やはり人の集まる大きな市は 開催して無い所が多い。  地方の小さな市はやってる所も有る様だ。 以前はコロナ感染者も減少傾向と言う事で 経済活性化に舵を切った様だが、再度増加の傾向も見えており この4連休の人出を見ると 果たして一週間後はどうなっているか心配だ。 ゆっくり安心して 骨董市巡り出来るのは 何時の事だろうか。
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0728 際鉋 右勝手 銘 村行

2020-09-22 09:01:57 | Weblog
連休もそろそろ終わりだ。 天気はまあまあだった。 さて今日は高幡骨董市で買った最後の一丁を紹介しよう。 色々な鉋が箱の中に有ったが、 これが唯一真面な鉋だった。 台を見ると 結構古く 地黒鉋だが、それ程使って無い様に見える。 錆もかなり出て居る。 刃幅は38ミリで全長は65ミリ程度有る。 銘は 村行と言う物で初めて見る。 
台は全長263ミリ 幅50ミリ 厚み28ミリ 程度かな。 

際鉋も何丁も持って居るが、調整が難しい。 ナカナカ上手く削れない。 それは余り使う機会も無いし 慣れる機会が無いからだろう。  それでも見ると欲しくなり買ってしまう。
刃が上手く研げて 錆が取れるようなら 調整して使って見よう。  上手く鉋屑がクルクル巻きながら 出て来る様にならない。 台の調整に骨が有る様だ。
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