大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

木尺

2022-03-21 20:41:12 | Weblog
先日行った 高幡不動骨董市でこの木尺を購入した。 木尺は自分で勝手に付けた名前で 実際何と呼ぶ物か知らない。 細い木の棒の先端にL型の金具が付いて居る。 木の棒には寸の目盛りが刻んで有る。  全体で2尺程度の長さだ。 片面にはL型金具の内側からの寸法が反対側の面にはL型の外からの寸法が刻んで有る様だ。 棒を端に引っ掛けて墨付けする。 または面に押し付けて 墨付けする。  そのどちらにも対応できる。 目盛りは荒く寸目盛りの真中に五分の目盛りが有るだけだ。 細かい寸法は取れない。   これをどう言う場面で どう使った物か不明。 目盛りの寸法はL型の金具を下にして 立てた時 読みやすい様に刻んで有る。 竹尺は色々見て来たが こう言う木尺は始めて見る。 材は鉄刀木かも知れない。 曲りも殆ど無く 木は若干やせている様だ。 古い物かも知れない。  骨董業者は古色が有るからこれは千円だと言うが 若干まけてもらい800円で入手した。 まあ普通の人はこんな物に大金を出さないだろう。  これでサンドペーパで磨くと 古色も取れてしまうかも知れない。 スクレーパで固まった泥を掻き取り 軽く椿油を塗った。 或は個人が自作した物かも知れない。  それでも結構しっかり作って有り、数字もしっかりわかりやすく刻んで有ると思う。 
コメント
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