この鉋は以前 大和骨董市で買った物だ。 その日はあいにく雨になり、箱に入った鉋はどれも濡れていた。 その中から古そうなこの鉋を選んで買って見た。 雨に濡れた鉋台は少し反りも出て居て 更に刃の馴染み部分も緩くて 上手く削れない。 暫く放置していたが 雨の降る今日 新たな台を作った。 この材は我家を出て北に少し歩いた公園に生えている 大きな実のなるどんぐりの木だ。 こいつを普通は まてばしい と言う様だ。 剪定した太めの枝を貰い受けて、 バンドソーで半割にして 水に2カ月程 漬けて置いた。 それをこの夏の間 乾燥させて有った。 その間に木口に若干割れが入った様だ。 製材して鉋台に木取った後で 電子レンジに入れて乾燥させた。 割と柔らかい様だが何とか使えそうなので、穴掘りして刃を仕込んだ。 取敢えず今回も一枚刃の台にした。 刃幅56ミリ程度だが、台は幅77ミリ 長さ280ミリとした。 今台にチークOILを塗り乾燥を待っている。 何となく 赤っぽく仕上がった。 もう少し黒っぽくなって欲しかったな。 これで刃も入れて馴染ませたら 調整して削って見よう。 刃を研いでも 何処から鋼で何処から地金なのかハッキリしない刃だ。 或は裏押しし過ぎて鋼が残って無いのか、判らないが 兎に角 削って確認して見たい。 これで削れなければ 単なる飾り物だ。 一見すると会津の鉋を思わせる鏨掘りの銘だが 何となく怪しい。 まあ削れても削れなくて 駄物で有っても こうしてわざわざ台を打って 保管する事になる。 何時か誰か見直してくれる人が現れるかも知れない。
その後削って見た。 取敢えず削れたが、感触は良くない。もう少し滑らかに削れても良いのだが。 まあ調整はこれからだ。 まだ仕込んだばかりで台が動くから、安定するまで待つ事にしよう。
その後 少し使って見たが 全然駄目だった。 余りにベタ裏なので 少しすき取ってやろうと、裏をグラインダ―に掛けて見ると、火花が飛ば無い。 詰まり鋼が無くなってしまったのだろう。 全く削れない訳では無いが、ゴリゴリした削りの感触で駄目だ。 此処まで使ったのだから、切れた鉋だろう。 裏を押し過ぎたのかも知れない。 良く見て買えば良かったな。 当日は雨でそんな余裕は無かった。 まあ会津ぽい鉋を1台保管していると言う事になる。(2016-9-19)
その後削って見た。 取敢えず削れたが、感触は良くない。もう少し滑らかに削れても良いのだが。 まあ調整はこれからだ。 まだ仕込んだばかりで台が動くから、安定するまで待つ事にしよう。
その後 少し使って見たが 全然駄目だった。 余りにベタ裏なので 少しすき取ってやろうと、裏をグラインダ―に掛けて見ると、火花が飛ば無い。 詰まり鋼が無くなってしまったのだろう。 全く削れない訳では無いが、ゴリゴリした削りの感触で駄目だ。 此処まで使ったのだから、切れた鉋だろう。 裏を押し過ぎたのかも知れない。 良く見て買えば良かったな。 当日は雨でそんな余裕は無かった。 まあ会津ぽい鉋を1台保管していると言う事になる。(2016-9-19)
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